ドコモの1年分の設備投資で携帯キャリア事業に参入する楽天、東京電力から鉄塔や電柱を借りて基地局を展開へ



「ドコモの1年分の設備投資で全国に携帯電話網を敷設する」という事業計画のもと「携帯各社は設備を安く貸せ」と無茶振りをしていた楽天が、ようやく期待を持てる施策を打ち出しました。詳細は以下から。

楽天および東京電力ホールディングス、東京電力パワーグリッドが連名で発表したプレスリリースによると、楽天が東京電力グループがかねてから実施している設備貸出事業(送電鉄塔、配電柱、通信鉄塔、建物屋上など)を活用することで合意したそうです。

これは楽天が4G用の携帯電話周波数(1.7GHz帯および3.4GHz帯)を取得した際に必要となる携帯電話用基地局の設置場所として、東京電力グループの送電鉄塔、配電柱、通信鉄塔、建物屋上などを活用するというもの。

今後、各電力会社との協力も検討しながら、2018年3月末までの周波数割当の認定に向けた準備を着実に進めていくほか、東京電力グループは窓口を一本化したワンストップサービスを開始することで、広く設備の貸出ニーズに応えるとしています。

・関連記事
楽天「携帯電話の基地局を整備するから大手3社は鉄塔などを格安かつ迅速に貸せ」 | BUZZAP!(バザップ!)

投資額たった6000億円でプラチナバンドもなし、散華しかねない楽天「第4の携帯キャリア事業」はどうやって生き残るのか | BUZZAP!(バザップ!)

第4・第5のキャリア実現か、楽天やドコモが欲しがる「新たな周波数帯(1.7GHz/3.4GHz帯)」を解説してみた | BUZZAP!(バザップ!)

楽天モバイルの完全通話定額「楽天でんわ かけ放題」、1年足らずでいきなり終了へ | BUZZAP!(バザップ!)


フォローして最新情報を手に入れよう

モバイルに関連した楽天商品(PR)