「東京~大阪間が1000円台」も登場した高速バス、新制度でさらなる値下げやサービス向上も

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新幹線や航空機などと比較して安価であることから、もはや都市間の移動手段の1つとして定着した感のある高速バス。今ではなんと「東京~大阪間が1000円台」という、とんでもない便も登場しているわけですが、さらに値下げやサービス向上が図られる見通しであることが明らかになりました。

詳細は以下から。



バス会社の「高速バス」規制を緩和 国交省  :日本経済新聞


日本経済新聞社の報道によると、国土交通省はさまざまな高速・長距離バスに統一的な新制度を導入することを決めたそうです。

高速バスにはJRバスなどのバス会社による「乗り合いバス」と、旅行会社が提供する「ツアーバス」の2種類がありますが、「乗り合いバス」は運賃や路線などで国に事前に申請・届け出をする必要があるのに対して、「ツアーバス」は旅行会社が運賃やスケジュールを自由に決めることができるなど、競争条件に差があるのが現状。

両者の競争条件をそろえるため、新制度ではバス会社の「乗り合いバス」の規制を5月から緩め、利用状況にあわせた料金の増減を認めるほか、秋には禁止していた外部への運行委託を認めることで、繁忙期にバスの本数を増やせるようにするとのこと。

また、「ツアーバス」を運営する旅行会社に対しては、現在貸し切りバス会社への運行委託が認められているものの、新制度では一定のバスの所有を義務付け。新制度への移行義務は無いものの、高速ツアーバス各社が加盟する「高速ツアーバス連絡協議会」は、最大手のウィラー・アライアンスをはじめ、加盟する約40社のほぼ全社が新制度で運行する方針としています。

ちなみにBUZZAP編集部で「楽天トラベル」を使って4月5日(木)に運行される東京~大阪間の高速バスを調査してみたところ、4月4日16時00分現在、なんと1600円や1700円といった格安バスが運行されています。


国土交通省は新制度の導入でバス会社と旅行会社が互いに刺激しあい、運賃の引き下げやサービス向上を期待しているとのことですが、やはり気になるのは「過当競争にならないか」という点。現在運行されているツアーバスでは、ツアーを主催している旅行会社によって、法外に安い運賃でバスがチャーターされているという側面もあります。

2007年2月には旅行会社から強要に近い形でバスの運行委託を受け、運転手として乗務したバス会社社長の長男が法定時間を大幅に超えた過労による居眠り運転で事故を起こし、添乗員として乗務していた当時高校生の弟が死亡、さらに乗客25人が重軽傷を負うといった、非常に痛ましい事故が起きていることも忘れてはいけないのではないでしょうか。

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