風営法に関する「ダンスの規制に関する質問主意書」を衆議院議員が提出

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国会議員からの風営法の現状に対するアクションが始まっています。6月7日に日本共産党所属のこくた恵二衆議院議員が「ダンスの規制に関する質問主意書」を提出しました。

こくた恵二 Web Site なぜダンスが風営法で規制されるのか? 表現の自由、ダンスの自由を求めて本日「質問主意書」を提出


こくた恵二議員のHP上のブログに6月8日付で投稿された記事によると、こくた議員は6月7日に「ダンスの規制に関する質問主意書」を提出しました。6月15日に答弁書が閣議決定される予定とのことです。

この質問主意書で扱われる質問は大きく分けてふたつ。まずひとつ目は「ダンスをさせる営業の規制について」と題されており、風営法とダンスの関係についての質問となっています。

この中で、時代の変化によるダンス文化の発展に伴い、多様な発展を遂げているにも関わらず、風営法が「一般的抽象的な『ダンス』という、曖昧な表記を残している」ことから、警察が恣意的にこの法律を運用して取り締まりを強化している状況があるとし、「『風営法』が規制の対象とする『ダンス』」とは何かの説明を求めています。

また、中学校保健体育でダンスが必修化され、「古今東西老若男女が楽しむ身体活動」「イメージをとらえた表現や踊りでの交流を通して仲間とのコミュニケーションを豊かにする」ものとして扱われるようになっており、風営法の「善良な風俗と清浄な風俗環境を保持し、及び少年の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止する」という目的でダンスを規制するのは合理的ではないのではないかと問いかけます。

質問主意書ではこれに加えふたつ目の質問として「『風営法』に対する『両院決議』の尊重と徹底について」と題し、1984年(第101国会)の風俗営業等取締法改正案の審議において衆参の委員会で行われた両院決議に言及。

そこでは「警察職員の立入りに当たっては、いやしくも職権の濫用や正当に営業している者に無用の負担をかけることのないよう適正に運用すべきであり、その旨都道府県警察の第一線に至るまで周知徹底すること」「立入りの行使はできる限り避けることとし、なるべく公安委員会が求める報告又は資料の提出によって済ませるものとする」「当該報告又は資料の要求に当たっては、犯罪捜査の目的や他の行政目的のためにこの規定を用いてはならないものとする」とありますが、現状ではこの決議に反する運用が行われていることに対して政府の見解を求めています。

この質問に対して政府からどのような答弁が行われるのか。今後の風営法改正に向けた動きの中でも、また現状で行われているクラブ規制や摘発に対しても影響を及ぼす可能性がありそうです。

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