携帯電話の契約者情報を不正入手するための料金、ソフトバンクは2万3000円でKDDIは9万8000円に

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今や「1人1台」が当たり前となり、生活に欠かせない存在となっている携帯電話。

その契約者情報については携帯電話各社が個人情報保護法のもと、厳重に管理しているわけですが、情報が流出した上に、契約者情報を不正に入手するための料金まで明らかになりました。携帯電話会社ごとに大きく差が出る形となっています。



◆ソフトバンクモバイル代理店元店長の逮捕で明らかになった「契約者情報の流出」
そう簡単に不正入手できないと思われている携帯電話の契約者情報ですが、実際に流出しているのが判明したのは6月末のこと。

個人情報流出、3年以上か 逮捕のソフトバンク代理店元店長 - SankeiBiz(サンケイビズ)

産経新聞社の報道によると、暴力団の捜査を担当する県警幹部の個人情報を不正取得し、漏らしたとして逮捕されたソフトバンクモバイル代理店元店長の男が「2007年から情報を流出させていた」と供述。

元店長の男は代理店が閉鎖された2010年11月末までの3年以上にわたって、同じく逮捕された探偵業の男に対して1件あたり数千円の報酬で契約者情報を流出させていたとみられています。

◆NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルで契約者情報の代金に大きな差
このようにソフトバンクモバイルユーザーの契約者情報が流出していたわけですが、捜査が進むにつれてNTTドコモやKDDIユーザーの情報も流出していたことが明らかに。

警官情報不正取得:調査会社 4年で収入8億5000万円- 毎日jp(毎日新聞)

毎日新聞社の報道によると、ソフトバンクモバイル代理店元店長の男から情報を提供されていた探偵業の男に対して、顧客情報入手を依頼した調査会社の収入が2011年秋までの4年間で計約8億5000万円に上っていたそうです。

調査会社は客の依頼内容に応じて「得意分野」を持つ探偵から情報を入手し、携帯電話会社の顧客情報のほか、戸籍や借金などの個人情報も売買。2011年秋に行われた家宅捜索で押収された宣伝チラシでは、携帯電話各社の契約者情報入手料金についてソフトバンクモバイルが2万3000円、NTTドコモは6万7000円、KDDIは9万8000円とされています。

このような料金の違いが現れた理由について、各社の情報管理体制や協力者の人数といった「入手難度」が反映されていた可能性が挙げられていますが、言い換えれば「NTTドコモやKDDIのように、比較的コストがかかるところはあるものの、基本的にお金さえ払えばどの会社の契約者情報でも入手できてしまう」ということ。

携帯電話業界は不正利用防止のために契約時の本人確認を徹底して行うなど、個人情報の管理に神経をとがらせていますが、その一方で内通者によって流出した契約者情報が販売されている現状を考えると、より積極的な対策が求められます。

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