ファストフードのロゴを見続けると人生が楽しめなくなることが明らかに

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Photo by David Schott

街中にあふれるファストフードの看板。これらのロゴを日常的に見ていると音楽やアートを始めとした人生の楽しみを味わえなくなることが研究の結果分かりました。

地方の国道沿いでも東京の繁華街でも溢れかえるファストフードやチェーン店のロゴ。そのどぎつさにうんざりすることもありますが、実はそれ以上に私達の感性を摩耗させているようです。

トロント大学のSanford E. DeVoe教授とChen-Bo Zhong教授、学生のJulian Houseさんの研究によると、マクドナルドを始めとしたファストフード、コンビニエンスストアなどの現代の便利さを象徴する看板に囲まれた生活を続けていると、日々の小さなものごと、音楽やアートなどを楽しむことが難しくなります。

彼らの実験では250人の被験者に対し、2つはマクドナルドの製品、3つは普通の食品の写った5つの広告を見せ、広告としてどれが適切か採点してもらいました。

被験者の半分にはマクドナルドの製品がマクドナルドのパッケージの中に映っている広告、もう半分には陶器の皿の上に載せたマクドナルド製品を見せました。

被験者の半分はさらに美しい自然の写真を見せられ、最終的に全員がそれぞれの幸福度を採点してもらいました。

すると、美しい自然の写真を見た被験者は見ていない被験者より総じて幸福度が高かったのですが、その効果はマクドナルドのパッケージを見た被験者では減少していました。

また、別の122人にオペラ、ラクネの「花の二重唱」を聴かせながら同様の実験を行ったところ、美しい自然の写真を見たグループは幸福度がより長く持続しましたが、マクドナルドのパッケージを見たグループは肯定的な感情の反応がより少なく、音楽に対しても寛容ではありませんでした。



「暮らしを向上させ、雑事に関わる時間を減らすようにデザインされた技術が、究極的にはそれによって作られた余暇を蝕むような結果になっているのは皮肉なことだ。

いらいらする気持ちを煽ることで、それらの技術は人々が人生の中に現れる楽しい経験を味わうことを妨げているということになるかもしれない」




とはいえどこに行っても目立つファストフードやコンビニの看板。便利なのは間違いありませんし、通勤、通学路にあれば避けきることはできそうにありません。

How a McDonald's sign makes us MISERABLE Fast food logos 'stop people enjoying music and art' Mail Online

(Photo by David Schott

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