UQコミュニケーションズが初の純減、WiMAXスマートフォンの乗り換え響く

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「UQ WiMAX」を展開しているUQコミュニケーションズの契約数が純減していることが明らかになりました。

契約者数|UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX2+

UQコミュニケーションズの公式ページによると、2013年第3四半期(10~12月)の契約数が前期(7~9月)より11万7800少ない、415万7200契約になり、純減を記録しています。

今回の純減の背景を理解する上で見ておきたい、同社が昨年2月に400万契約を達成するまでの契約数推移。親会社のKDDIが2011年冬モデルとして「HTC EVO 3D ISW12HT」「MOTOROLA PHOTON ISW11M」「ARROWS Z ISW11F」「DIGNO ISW11K」などのWiMAXスマートフォンを相次いで発売した2011年12月ごろから急速な伸びを見せていました。


さらに2012年夏モデルには人気モデル「HTC J ISW13HT」や「AQUOS PHONE SERIE ISW16HT」がリリース。つまり2012年UQコミュニケーションズで見られた急速な純増はWiMAXスマートフォンによるものであったことが分かります。


しかし2012年冬モデルからはKDDIがスマートフォン新機種にWiMAXではなく、LTEを採用。そのため2013年以降はWiMAXの伸び悩みが顕著になり、さらにWiMAXからLTEスマートフォンへと機種変更する時期を迎えたことで、今回の純減劇につながったとみられます。

ちなみに同じ2.5GHz帯を用い、「AXGP」を展開しているWCP(ワイヤレスシティプランニング)の契約数は2012年2月24日のサービス開始から1年半強にあたる、2013年9月末時点で200万契約を突破。

UQを上回る純増ペースを見せているものの、これは親会社のソフトバンクに加え、子会社のウィルコム、イー・アクセス(イー・モバイル)などのサービスと組み合わせて提供する形態であることを受けたもの。

つまりUQコミュニケーションズの契約数が急増したメカニズムをサービス開始当初からコンスタントに利用し続けているわけですが、ソフトバンクが2013年冬モデルのAndroidスマートフォンから、LTEとAXGPを併用する「Hybrid 4G LTE」を導入したため、さらなる急速な伸びを見せることは想像に難くありません。


そこで当面続くとみられるWiMAXスマートフォンからの乗り換えによるUQコミュニケーションズの純減傾向を抑え、さらに「au 4G LTE」のネットワーク負荷を下げ、より快適に通信できるようにするためにも、今後KDDIには現行のFDD-LTEだけでなく、TD-LTE互換の「WiMAX 2+」にも対応したスマートフォンを発売することが期待されるわけです。


なお、新たに20MHz幅の割り当てを受けたことで、「WiMAX 2+」は2014年度に下り最大220Mbpsを実現可能に。気が付けば唯一、転送量無制限サービスを展開している通信会社となったUQコミュニケーションズであるだけに、今後の展開にも期待したいところです。

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