【追記あり】風営法のダンス営業規制で摘発されたNOON裁判に無罪判決

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風営法違反容疑で摘発された大阪のClub NOONを巡る裁判で、大阪地裁が無罪判決を言い渡しました。


大阪地裁は本日10時、2012年の4月4日21時43分に「無許可で客を踊らせた」として風営法違反容疑で摘発された大阪梅田の老舗Club NOONに対し無罪判決を言い渡しました。

この中で風営法は、対象となる営業が男女間の享楽的雰囲気を醸成し、性風俗のびん乱など、社会の風俗に影響を及ぼすことを防ぐと同時に青少年の健全な育成を目的としていることが確認されましたが、「規制はあくまで現実的に発生しうる事態に対して限定的に行われるべきで、抽象的にこれらを目的として行われるべきではない」との見解が示されました。

また、違法薬物の乱用、騒音問題、暴力事件などは個別の法で規制されるべきもので、風営法によって規制されるべきものではないという見解を同時に示しています。

一方、弁護側が主張した職業選択の自由、表現の自由、適正手続違反といった違憲性については退けましたが、あくまで合憲性を保つために風営法による規制は限定的に運用されなければならないと明言したことは非常に画期的と言えます。

【追記】
判決言い渡しに引き続いて行われた報告集会・記者会見の模様のレポートは下記リンクから。大阪地裁のダンス営業規制への判断などについて弁護団及び学者証人の高山佳奈子京大教授から詳細に解説されています。

NOON裁判報告集会・記者会見レポート、大阪地方裁判所はいかにダンス営業規制を判断し無罪判決を言い渡したか BUZZAP!(バザップ!)

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