【速度計測】格安MVNO「mineo(マイネオ)」のキャリアアグリゲーションやWiMAX 2+は関西でどれだけ使えるのか

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実人口カバー率99%をいち早く達成した「au 4G LTE」を月額980円から利用できる格安MVNO(仮想移動体通信事業者)として6月にスタートした「mineo(マイネオ)」。

先日3GBプランや最新ハイエンドスマホ「AQUOS SERIE」の提供開始と合わせて、下り最大110Mbpsの「WiMAX 2+」や2本のLTEを束ねて通信を安定化・高速化させる「キャリアアグリゲーション(CA)」に正式対応することが発表されたため、さっそく関西で計測してみました。

◆計測に用いたのは「AQUOS SERIE」
8月5日(火)発売のAQUOS SERIE本体。auの2014年夏モデルと同じ性能(約5.2インチフルHDの超狭額縁IGZO液晶、Snapdragon 801、2GB RAM、Android 4.4)で、mineoのロゴ入りなのが特徴。CAとWiMAX 2+に対応しています。


背面カメラは1300万画素。逆光でもブレない「リアルタイムHDR」機能やF値1.9の明るいレンズ「BrightEye」などを組み合わせ、うす暗い場所でも背景だけでなく人物も明るく撮影できる「NightCatch II」を搭載。BUZZAP編集部で画質比較を行ったところ、今までの弱点を克服し、非常に優秀なカメラへと進化を遂げていました。


さらにキャップレス防水(IPX5/IPX7)にも対応。充電端子をキャップで覆うタイプとは異なり、キャップの劣化に伴って防水性能が落ちるという心配もありません。


本体価格は7万5600円ですが、24回払いで購入した場合の月額料金は3GBプラン(音声通話付き)契約で6090円と、au本体で2GBプランを契約した場合の月額基本使用料(6500円、スマホ本体代は別途必要)よりも安い上、万が一のために落下保証などを付けることも可能です。


◆大阪の主要スポットで計測してみました
今回の計測スポットは大阪市内の「キタ」「ミナミ」「新世界」エリアの各主要スポット。なるべく実利用シーンに近い数字が出るよう、平日夕方の帰宅ラッシュから夜にかけて、各所で3回計測した平均値を算出。

1.ヨドバシカメラマルチメディア梅田前
下り33.03Mbps、上り7.10Mbps

それではまず「日本で最も売り上げるヨドバシ」ことヨドバシカメラマルチメディア梅田前で計測。18時30分台という、帰宅する人で混み合い始める時間にもかかわらず、30Mbps台を叩き出しました。



2.グランフロント大阪前
下り35.64Mbps、上り6.78Mbps

オープン1周年を迎えた「グランフロント大阪」前でも30Mbps台に。非常に快適に通信できます。



3.大阪ステーションシティ、ノースゲートビルディング10階「和らぎの庭」
下り22.6Mbps、上り9.73Mbps

そのままノースゲートビルを上り、グランフロント大阪やスカイビルを見渡せる「和らぎの庭」でも計測。




おそらくここはWiMAX 2+、CA非対応エリア。混雑に応じて複数の電波をリアルタイムに切り替えているせいか、速度は掴んだ電波によってバラバラでしたが、特にパフォーマンスが出ないというわけではありません。



4.ヨドバシカメラマルチメディア梅田8階男子トイレ個室内
下り17.61Mbps、上り3.65Mbps

こちらもWiMAX 2+やCA非対応エリアとみられ、店舗の外と比較して速度が下がっているものの、トイレの中でもLTEをしっかり掴めるのは非常にうれしいところ。


5.HEP FIVE前
下り19.68Mbps、上り4.14Mbps

若者集まる関西ファッションの一大拠点、「HEP FIVE」の前。


大阪駅近辺より少し苦戦するものの、20Mbps近く出ています。


6.阪急東通り商店街
下り30.08Mbps、上り7.17Mbps

居酒屋などが建ち並び、連日にぎわうキタの中心部「阪急東通り商店街」では夜にもかかわらず30Mbpsを突破しました。



7.ケイ・オプティコム本社前
下り41.96Mbps、上り7.38Mbps

続いては中之島エリアのビジネス街にあるケイ・オプティコム本社前。



なんと今回計測した中でもトップクラスとなる、40Mbpsを優に超える結果に。


8.アップルストア心斎橋前
下り28.6Mbps、上り7.55Mbps

御堂筋に面し、周囲にはブランドショップが立ち並ぶアップルストア前でもなかなかの数字。



8.戎橋グリコ前
下り43.56Mbps、上り7.29Mbps

そして特筆すべきが、テレビによく映ることもあり、全国レベルでおなじみの「グリコの看板」がある戎橋(通称:ひっかけ橋)前。




昼夜問わず人でごった返し、さらには遊覧船まで航行していますが、コンスタントに40Mbpsを突破。これはかなり気持ちいい数字です。


近くの「かに道楽」の看板には、飲酒運転撲滅を願うたすきが掛けられていました。


9.新世界・通天閣前
下り33.5Mbps、上り7.37Mbps

「あべのハルカス」ができてもなお、大阪のランドマークでありつづける通天閣近辺でも30Mbps超え。



10.なんばパークス8階 パークスガーデン
下り13.72Mbps、上り9.39Mbps

最後に複合商業施設「なんばパークス」の屋上に「人と都市と自然が1つになる」というコンセプトで作られたパークスガーデン。ちょっとしたデートスポットになっており、夜は楽しげに語らうカップルでにぎわいます。




ここではノースゲートビルディング同様、通信速度がかなりばらつく結果に。どうやら高層階は複数の電波が飛び交うこともあり、地上以上に通信が安定しづらいようです。



計測し終えたので「AQUOS SERIE SHL25」のフルセグ機能でちょっと一息。「観たい番組が始まるまでに家に帰れない」といった時でも高画質・高音質でテレビ番組を視聴できるため、いざという時に頼りになります。



◆確実に効果があるWiMAX 2+とキャリアアグリゲーション、今後の整備に期待
アンテナピクトの表示がいずれも「4G」であるため、今自分が接続しているのがLTEなのかWiMAX 2+なのか、そしてLTEの場合、キャリアアグリゲーション(CA)を利用できているのかを判別するのは難しいものの、一部の計測結果を見る限り、効果があるのは間違いないCAとWiMAX 2+。

とりわけCA、WiMAX 2+非対応の「DIGNO M」では10Mbps台が大半だった大阪(梅田)駅や、絶えず人でにぎわう戎橋で30~40Mbps超えを記録したことは、高く評価すべきポイントだと思われます。


しかし一方で、「DIGNO M」と「AQUOS SERIE」で測定結果が変わらない通天閣前など、CAやWiMAX 2+を利用できないエリアも散見されました。


CAのサービスインがおよそ2ヶ月前であることを考えると致し方ない部分もあると思われますが、KDDIは2015年3月までにCA対応基地局を今年6月時点の約10倍にあたる2万局、WiMAX 2+基地局も2万局に急拡大する予定。つまり今後、従来よりも高速・安定して通信できるエリアが急速に広がるとみられます。

また、800MHzと合わせてCAに必要な2.1GHz帯のLTEも整備が前倒しされ、人口カバー率が90%を突破。CAの全国展開に向けて準備が進んでいることが分かるため、mineoを検討しているユーザーは、今後のことを考えれば「AQUOS SERIE」を選んでおいて損は無いのではないでしょうか。

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