「ウルトラヘブン」の小池桂一が16歳で手塚賞に入選した幻のデビュー作「ウラシマ」が電脳マヴォで公開

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カルト的な人気を誇る「ウルトラヘブン」の作者、小池桂一さんが16歳の時に手塚賞入賞を勝ち取った作品「ウラシマ」が竹熊健太郎さんが責任編集を行うウェブ漫画サイト「電脳マヴォ」にて公開されました。

小池桂一さんは16歳の時、当時としては史上最年少で集英社の新人賞、第12回手塚賞に本作「ウラシマ」が入選してデビューを果たした漫画家。天才漫画家と将来を大いに期待されていましたが、少年ジャンプなどで連作を持つことなく単身渡米。

その後帰国して再び漫画を描き始めますが、非常に佳作であったことから知る人ぞ知る幻の存在でした。そんな彼が一躍脚光を浴びることとなったのが第1巻が2002年に発売された「ウルトラヘブン」の存在です。

これはドラッグで自由に気分を変えることができるようになった近未来を舞台に、謎のドラッグ「ウルトラヘブン」を巡って自らの根源へと肉薄していく主人公を白黒の紙媒体とは信じられないほどめくるめくサイケデリックで緻密な描写で描いた作品。

特にヴィレッジヴァンガードが「ウルトラヘブン」を全力でプッシュしたことで、それまでに比べてより多くの漫画ファンが小池桂一作品に触れることができるようになりました。

しかしその極端な寡作と遅筆から4年に1度、オリンピックの年だけ登場する「こち亀」の日暮さんに例えられるなど、続編を待つファンはやきもきさせられています。なお、現在「ウルトラヘブン」の最新刊である第3巻が2009年に発売されたきり、6年が経とうとしています。

そんな中で幻の作品とされていたデビュー作「ウラシマ」が竹熊健太郎さんが責任編集を行うウェブ漫画サイト「電脳マヴォ」にて本日公開されました。単行本への収録などもなく、実に38年ぶりの登場とのことで、必読と断ずるにいささの躊躇もありません。

以下のページから全編無料で読むことができます。見開き、スクロールから選んでクリックしてください。

電脳マヴォ 竹熊健太郎責任編集の無料オンライン・コミック・マガジン 小池桂一 JUMP OFF

なお、1年前になりますが竹熊健太郎さんは小池桂一さんについてツイッター上で以下のように回想しており、電脳マヴォへの掲載を計画している旨を呟いていました。

編集家・竹熊健太郎氏が語る小池桂一という漫画家と漫画の新人賞「手塚賞」が天才を見出していた当時の話 - Togetterまとめ

今後も小池桂一さんの他の幻の作品も電脳マヴォ上で読めることになるかもしれません。

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