「戦争反対」「安倍はやめろ」「憲法守れ」日本各地で安倍政権と「戦争法案」に反対する大規模なデモや集会が続々と開催

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「戦争法案」について揺れ動き続ける日本。この週末には東京、名古屋、九州など日本各地で法案に反対し、憲法の順守を求めるとともに安倍首相の退陣を求めるデモや集会が開催され、多くの参加者を集めました。

◆東京
14日の午後からは戦争させない.9条壊すな!総がかり行動実行委員会の主催で国会周辺で「とめよう!戦争法案 集まろう!国会へ6.14国会包囲行動」が開催されました。

主催者発表に寄ると25000人が参加し、国会を取り囲みました。集会には民主党の長妻代表代行、共産党の志位委員長、社民党の吉田党首らの野党の党首クラスも続々と参加。評論家の佐竹信氏やジャーナリストの鳥越俊太郎氏もマイクを握り、安倍政権の憲法を蔑ろにした「戦争法案」の推進を厳しく批判しています。


国会包囲で「戦争法案、絶対反対!」 安保法案反対集会に野党党首級も参加 - 産経ニュース

「国会周辺で安保法案反対デモ、主催者発表で2万5千人参加」 News i - TBSの動画ニュースサイト


その後17時からは渋谷でSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)」、「若者憲法集会&デモら、学生を中心とした若者が主催する「戦争法案に反対する渋谷デモ」が行われ、若者から元若者まで6000人を超える多様な年齢層が集まり、ラップ調のコールに合わせて渋谷の中心を歩きました。

ツイッターでは一時渋谷デモがトレンド入りするなど、ネット上で非常に大きな反響を呼んでいます。



◆名古屋
名古屋では愛知県弁護士会が集団的自衛権の行使容認に反対し、野外集会を名古屋市中区の白川公園で開催。これには弁護士270人を始めとして4000人が参加、その後繁華街でデモを行っています。


集団的自衛権、名古屋でも異議 弁護士会が集会主催 - 47NEWS(よんななニュース)

安保法制「急ぎすぎ」 名古屋で反対デモ、約4千人参加:朝日新聞デジタル

◆広島
広島でも広島弁護士会、秘密法廃止!広島ネットワーク」「広島県9条の会ネットワークらにより1100人が参加する集会が原爆ドーム前で開催。その後参加者らは市内でデモを行っています。



◆九州
九州では13日に福岡県弁護士会が「憲法違反の集団的自衛権に反対する市民集会」を開催、200人の弁護士を始めとした1700人が参加しました。参加者らはその後天神の中心部をデモ行進しています。

安保法制:九州各地で反対集会「戦争法案いらんばい」 - 毎日新聞

◆今叫ばれる「憲法守れ」は「護憲」とは限らない
今回の「戦争法案」に反対するこれらの集会やデモの特徴としては、参加者がこれまでのような「護憲」派だけに限られていないことが挙げられます。例えばSEALDsが呼びかけて現在毎週金曜日19時半から国会前で行われている「戦争法案に反対する国会前抗議行動の初回には憲法学者の小林節が登場。


小林節氏はBUZZAP!でも取り上げた、衆院憲法審査会で「戦争法案」を「違憲」であると断言した憲法学者のひとりですが、れっきとした改憲論者として広く知られています。

小林節さんに聞いた この人に聞きたい マガジン9

上記のスピーチ動画やインタビューを見れば分かるように、今現在「戦争法案」を巡って問題となっているのは「護憲派」であるか「改憲派」であるかではなく、それ以前の「立憲主義という大原則」を尊重するか、それとも蔑ろにするかということです。

「違憲かどうかの議論意味無い」「考えるのは政治家」安倍政権から憲法を軽視する声が続々と上がる、新国立競技場問題でも | BUZZAP!(バザップ!)

憲法を法律や政権の上位に位置するものであるとする近代国家の大前提である「立憲主義」それ自体を政権が無視するような前例を作ってしまえば、いくら国民の2/3を超える賛成を得て改憲できたとしても、その後政権交代が起こった際に憲法の解釈を閣議決定で好きなように変えられることになってしまいます。それはそもそも憲法それ自体の存在意義がなくなってしまうということを意味します。

そのような事態は「改憲派」であったとしても到底受け入れられるものではありません。今ある憲法をそのまま護るのか、それとも改めるかという対立軸で安倍政権がまさに現在進行形で行っている行為を語ることはできません。安倍政権がやっているのは憲法の価値それ自体を骨抜きにして破壊する、ある意味「破憲」とも呼んでいい行為です。

よって、この状況を「護憲か改憲か」という視点のみから見ると、全体を大きく見誤ることになります。「戦争法案反対」という声は単に「戦争法案」に反対しているのみならず、戦争法案を押し通そうとする「破憲」の動きに対して反対していることは広く理解されなければならないでしょう。無論、この憲法を蔑ろにするという安倍政権の姿勢が自民党の村上誠一郎元行革担当相が指摘する「ファシズム」であることは言うまでもありません。

自民党の村上誠一郎元行革担当相、安倍政権を「ファシズムの芽は摘まなきゃいけない」と真っ向から批判 | BUZZAP!(バザップ!)

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