ホワイトハウスが大麻の科学的研究に対する制限を大幅に緩和

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Photo by Coleen Whitfield

大麻の合法化が進むアメリカ合衆国で、遅ればせながら大麻の科学的な研究のための使用の制限が大幅に緩和されました。詳細は以下から。

BUZZAP!でこれまで繰り返し報じてきたように、アメリカ合衆国の大麻事情はこの数年で驚くほどの変貌を遂げています。

ワシントンDCを含む5つの州及び特別区ではレクリエーション目的の大麻が解禁され、医療大麻を認める州が20を超えるなど、怒涛の合法化の流れはとどまるところを知りません。

しかし、これらはあくまで州法での話。アメリカ合衆国全体の法律である連邦法では大麻は未だ違法薬物扱いをされており、この州法との矛盾が既に大麻が合法化された州での大麻ビジネスの足を引っ張っていることも報じられています。


そうした中でもオバマ大統領は自ら大麻の規制緩和に協力的な姿勢を明らかにしており、実際に連邦法での医療大麻の取り締まりを行わないことなどが既に決定されています。

オバマ政権が「大麻の規制分類を議会が変更したいと考えるなら喜んで協力する」と表明 | BUZZAP!(バザップ!)

アメリカ合衆国が連邦法で医療大麻を取り締まらないことを決定 | BUZZAP!(バザップ!)


このような状況下で大麻の科学的な研究に厳しい制限が未だに掛けられていたことは大きな矛盾となっていましたが、現地時間6月23日にホワイトハウスが大麻を用いた研究における方針が更新され、発表されました。

DEPARTMENT OF HEALTH AND HUMAN SERVICES(pdf)

アメリカ合衆国では大麻は1999年からヘロインやエクスタシーなどと同じ「現在医療目的の使用が認められず、依存症の可能性が高い最も危険な薬物」とされるSchedule 1に分類されていました。

そのため、大麻の科学的な研究を行おうとする際には公衆衛生局の厳しい官僚的なチェックを始めとした関門を抜けなければならず、大麻の有用性を研究しようとしても時に弾かれたり、審査に時間がかかりスムーズに研究を行えないなどの弊害が多発していました。

今回の方針の変更によって、抗癌剤の痛みの緩和やPTSDの軽減などを含めた医療大麻分野を始め、大麻の持つ様々なポテンシャルへの研究がさらに進むことになりそうです。

White House Lifts Restrictions On Marijuana Research Popular Science

(Photo by Coleen Whitfield


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