「金がなければ死ねということか?」高額療養費制度見直し案に悲鳴

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個人が支払う医療費の上限を定めた高額療養費制度が来年末までに見直される事になりそうです。詳細は以下から。

大病を患った時、毎月の医療費は個人でやすやすと払えない額まで簡単に跳ね上がります。そんな時、一定額を超えた医療費を年齢や所得などに応じ、その超えた分の金額を支給する公的医療保険における制度が高額療養費制度です。

特に癌などを患った場合は手術や入院が繰り返し発生し、投薬を含む治療も長期間に及ぶため、医療費は雪だるま式に膨れ上がっていき、家計を強く圧迫することになります。そんな時に高額療養費制度を利用すれば、個人が支払う医療費は毎月定められた一定額に収められるという、いわば神制度。


この制度をなんと財政再建に向けた歳出抑制のため、経済財政諮問会議の下に設置された有識者会議が来年末までに見直すことを盛り込んだ実行計画を取りまとめました。

ただでさえ消費増税は社会保障充実のためと謳われていたにも関わらず、軽減税率の導入すらままならないような現状である中で、さらに国民の、しかも命に関わる医療制度のセーフティネットともいえる高額療養費制度までもが切り崩されようということに怒りと悲鳴が上がっています。


現時点で高額療養費制度がどのように見直されるかの具体的な内容は明示されていませんが、歳出抑制のために見直されるということは国民の医療負担増に繋がることはまず間違いなく、収入の安定していない人は満足な医療を受けることもできなくなる可能性が十分にあり得ます。

歳出抑制のためには貧困層の命すらも蔑ろにするという決定がなされるのであれば、再び現政権がどこを向いて誰のために政治をしているのかと問わずにはいられません。

高額療養費制度など見直しへ 歳出抑制案 NHKニュース

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