ジカ熱にWHOが緊急事態宣言、2014年のエボラ出血熱以来4件目

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中南米を中心に感染の広がるジカ熱に対し、WHOが緊急事態宣言を出しました。何に注意をすればいいのでしょうか?

最近ニュースで名前を聞くようになったジカ熱。これまでは聞き慣れなかった病名ですが、この度WHO(世界保健機関)が2014年のエボラ出血熱に続き通算で4件目となる緊急事態宣言を出すなど、感染拡大への懸念が急速に広がっています。

ジカ熱は2015年5月以降にブラジルを中心とした中南米で現在感染が広がっており、WHOの集計によると現在25の国や地域で感染が確認されています。

ジカ熱はウィルス性の感染症で、ネッタイシマカなどの蚊によって媒介されますが、人から人への感染はしないと見られています。感染しても8割り近くの人は発症しないか、発熱などの軽い症状で済むとのことですが、ワクチンなどの有効な治療薬は開発されていません。

また、ブラジルでは頭が小さく脳の発達が遅れる小頭症の新生児が急に増えていることからジカ熱との関連が指摘されていますが、現時点においては科学的な検証による因果関係は発見されていません。

WHOは渡航制限などは課さないとしていますが、妊婦の感染地域への渡航は延期が望ましいとしています。

日本では厚生労働省が空港の検疫所でサーモグラフィなどを用いて体温を調べる他、発熱などの症状を確認するなどして水際での対策を強化、また実態把握のためにジカ熱を「4類感染症」に位置づけて全国の医療機関に報告を義務付けることとしています。

WHO、ジカ熱で緊急事態宣言 各国に警戒呼びかけ:日本経済新聞

ジカ熱と小頭症 WHO“緊急事態”宣言|日テレNEWS24

厚生労働省 ジカ熱 水際での対策を強化へ NHKニュース

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