大阪府で戦後初めて人口減少、他の関西府県も軒並み減らす

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Photo by Marufish

大阪府で第二次世界大戦以降で初めて人口が減少したことが公表されました。京都府や兵庫県などでも減少が続いています。

大阪府は2015年に行われた「平成27年国勢調査」の速報値を公表し、戦後初めて人口が減少に転じたことを明らかにしました。

大阪府内の43市町村の総人口は883万8908人で、「平成22年国勢調査」と比べると2万6337人の減少(0.3%減)となっています。

その中でも大阪市、吹田市、茨木市、豊中市などの北部の8市2町では増加していますが、門真市、東大明石、富田林市などの南部や東部を中心とした25市8町では減少となっており、府内でも明暗がくっきり分かれています。

他の関西府県でも、兵庫県は前回調査比0.92%減で、阪神淡路大震災後の1995年の調査に次ぐ過去2番目の高い減少率となっています。京都府も2回連続の減少で、1%減となっています。2005年から人口減少の続く奈良県では調査を始めて以来最も高い2.6%減という結果に。

松井大阪府知事が「放っておけばさらに減っていくだけ。東京に毎年10万人近くが流入しており、この状況では日本は成り立たない」として危機感をあらわにしているように、関東一強の状態は揺いでいません。

なお、人口の減少と移動の関係についてはBLOGOSに興味深い記事が先日アップされました。

東京圏への人口移動が鮮明に! 全国自治体「転出・転入超過」最新ランキング 自治体の勝ち負けがはっきりしてきた

ここでは全国の各自治体の転入転出数の差から転入超過と転出超過の傾向を探っています。注目されるのは2015年の自治体の転入超過の全国1位が大阪市の11662人、一般市のみの全国1位が大阪府吹田市の3178人だったということ。

自治体によっては関東を越える転入超過を叩き出しながらも、それが大阪府全体、ひいては関西圏というくくりで見た際には人口減少となり、東京への大規模流入という結果になってしまっています。

魅力を持ち人が集まる大都市が存在している以上、人口減少となった自治体をこれまで以上にそれらの大都市と緊密にコネクトさせ、「通勤圏」として成立させていく必要もありそうです。

とはいえ、東京に比べて遙かに歴史が長く、しがらみの強いのが関西圏。安くて通勤に便利でさえあれば人が流入する関東地方とは勝手が違うのも事実です。各自治体がそれぞれの魅力をより外部に向けて発信していく必要もありそうですが…。

大阪府人口883万8908人、戦後初めて減少…南北〝格差〟大阪市・北部は増、南・東部は減 - 産経WEST

松井大阪知事「東京に年10万人流入、日本は成り立たない」 大阪・近畿の人口減少浮き彫り、自治体も危機感 - 産経WEST

(Photo by Marufish


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