民主・維新の「保育士賃金引き上げ法案」、賃金上昇額がショボ過ぎて怒りと失望の声

このエントリーをはてなブックマークに追加



民主党と維新の党が提出する方針を固めた保育士賃金引き上げ法案ですが、内容が残念すぎて失望の声が漏れています。詳細は以下から。

「保育園落ちた日本死ね!!!」のブログから2万7000筆の署名が塩崎厚労省に直接手渡されるまでについて先日BUZZAP!でお伝えしました。その際に民主党の山尾志桜里議員は「保育士さんの給与を引き上げる法案を準備して今国会に提出する」との意向を明言。

これを受けてさっそく民主党と維新の党が保育士賃金引き上げ法案を今国会に提出する方針を固めたのですが、残念な内容になっています。

保育士や幼稚園教員の賃金が全産業平均よりも月11万円ほど低いことが保育士確保の大きな障壁となっていることは認定NPO法人フローレンスの駒崎弘樹代表理事が保育園が増えない理由の第一として指摘したとおり。

しかし、両党の法案が想定するのは保育士や幼稚園教員の賃金を引き上げる事業者に助成金を支給し、1人あたり平均で月1万円の賃金上昇を想定するというもの。

つまり、全産業平均よりも月11万円ほど低い保育士や幼稚園教員の賃金が平均で「全産業平均よりも月10万円ほど低い」レベルにまで上昇するという内容です。

ネット上では既に、この法案のあまりのショボさに失望する声が溢れています。


焼け石に水、雀の涙という言葉が浮かびますが、「形だけの人気取り」「選挙対策だ」などといった声が上がるのも仕方が無いレベルの残念さ。

この問題では安倍首相の対応や平沢勝栄議員らのヤジが問題になりましたが、この程度しか提示できないのであれば、野党の育児問題に対する認識のレベルも与党と大差ないと思われるのは間違いなさそうです。

保育士賃金引き上げ、野党議員立法へ 月額1万円増想定:朝日新聞デジタル

(Photo by Kenny Lam


民主主義をどうしますか。
山口 二郎
七つ森書館
売り上げランキング: 1,052,033

ぼくらの民主主義なんだぜ (朝日新書)
高橋源一郎
朝日新聞出版 (2015-05-13)
売り上げランキング: 8,535

関連記事
「保育園落ちた日本死ね!!!」からの塩崎厚労相への署名27000筆提出に見る「政治利用」の大切さ BUZZAP!(バザップ!)

「おっさんしかいない」「ウケ狙いか」、神奈川県の「女性の活躍応援団」公式サイトがひどい | BUZZAP!(バザップ!)

世田谷区が月額3万円の給付型奨学金をスタートへ、返済不要で住宅支援も | BUZZAP!(バザップ!)

軽減税率でまさかの「子育て給付金」廃止、高齢者だけに優しい国に | BUZZAP!(バザップ!)

竹中平蔵が「トリクルダウンはあり得ない」と断言、今までの主張は嘘でした | BUZZAP!(バザップ!)

笑えるほどに露骨、参院選前後に1250万人の年金受給者に3万円の臨時給付金バラマキを検討 | BUZZAP!(バザップ!)

このエントリーをはてなブックマークに追加