CIAが機密指定を解かれたUFO目撃に関する数百ものファイルをオンラインで公開、UFO研究のための10箇条も

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あのCIAがUFO目撃に関する大量のファイルをオンラインで公開しています。詳細は以下から。

UFOの影にCIAあり。UFOマニアやオカルトファンの間では最早常識と言っても過言ではありません。

ロズウェルのUFO墜落事件に対処するためにトルーマン大統領が設置したとされるマジェスティック・トゥエルブ委員会には第2代CIA長官のホイト・ヴァンデンバーグ、そして第3代CIA長官のロスコー・H・ヒレンケッターの名前が挙げられるなど、地球に到来している宇宙人の存在を隠すためにCIAが大きな役割を担っていると長らく囁かれてきました。

では実際にはどうだったのか？CIAとUFOには関わりがあったのでしょうか？結論から言えば答えはイエス。CIAは1940年代後半（ちょうどロズウェル事件前後に当たります）から1990年代に至るUFOの目撃情報を収集しており、今回それらのうち機密指定を解除された数百に渡るファイルが公開されるに至っています。

このファイルに含まれているのは外部報道機関による未実証のUFO目撃情報についてのレポートや内部機関による、国民からのUFOについての問い合わせへの対応メモなどとされています。もちろん全て英語で、過去のファイルのpdfファイルのため、かなり読みにくいため注意と根気が必要。以下リンクから閲覧できます。

UFOs_ Fact or Fiction_ _ CIA FOIA (foia.cia.gov)

これとは別に、CIAは自らの実績からUFO研究の10箇条も公開しています。その内容は以下の通り。

1．目撃情報を査定するグループを設立せよ（Establish a group to investigate and evaluate sightings）
2．調査の目標を限定せよ（Determine the objectives of your investigation）
3．専門家に相談せよ（Consult with experts）
4．引き継ぎの場合を考え、報告システムを構築せよ（Create a reporting system to organize incoming cases）
5．もっともらしいものを排除せよ（Eliminate false positives）
6．UFOにしばしば間違われる飛行機や飛翔現象を見分ける方法論を開発せよ（Develop methodology to identify aircraft and other aerial phenomena often mistaken for UFOs）
7．目撃の証拠資料を審査せよ（Examine witness documentation）
8．実験は管理下に置いて処理せよ（Conduct controlled experiments）
9．物理的、法的な証拠を集め、試験せよ（Gather and test physical and forensic evidence）
10．偽の報告をやめさせろ（Discourage false reporting）

ということで、極めて真面目で的を射たアドバイスになっています。通常の学術研究に置き換えてもかなり役に立ちそうです。現代のUFO研究家と呼ばれる人々のいったいどれほどがこうした厳格な査定を行い、調査の体制を敷いているのでしょうか？

CIAはこれらのファイルの中でもUFOや宇宙人の実在については何も語っていませんが、半世紀以上に渡って綴られた貴重なUFO目撃証言の集大成となっています。さて、あなたはこれらのファイル群から何を読み解きますか？

The CIA Puts Hundreds of Declassified Documents About UFO Sightings Online, Plus 10 Tips for Investigating Flying Saucers _ Open Culture