「再稼働しても採算が取れないから」伊方原発2号機を廃炉へ

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原発は儲からないオワコン発電であることが明らかになりつつあります。詳細は以下から。

四国電力は、福島第一原発事故後の2012年1月に定期検査に入ってからこれまで停止したままの伊方原発2号機を廃炉にする方針を固めました。

2号機は1982年に運転開始して2022年に稼働40年の稼働リミットに達することとなっています。延長するには原子力規制委員会の認可を得なければなりませんが、2000億円近くとされる安全対策工事を行うと採算がとれないと判断したとのこと。

伊方原発1号機は既に2016年に廃止となっており、四国電力の現役の原発は伊方3号機の1機を残すのみとなりました。

なお、その伊方原発3号機は阿蘇山大噴火の影響が否定できないことから2017年12月13日に広島高裁が四電に運転差し止めを命じる決定を出して現在は停止中となり、四国から全ての原発が消える日もそう遠くはないのかも知れません。

今回の決定の大きなポイントは、原発という存在の良し悪し以前に「採算が取れない」ということ。いくら作って維持してもコストがかさんで利益にならない発電方法であることが隠しようのない企業判断としてにじみ出てきたことにあります。

世界では再生可能エネルギーのコストが急速に下がってきていることもあり、原発が安価なエネルギーという宣伝文句を真に受ける人はいません。廃炉にも高レベル放射性廃棄物の処理にも極めて多くの費用が掛かることを考えれば、今すぐにでも脱原発への方向転換が必須と言えるでしょう。

伊方原発2号機を廃炉へ 四国電力、採算合わず:朝日新聞デジタル

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