大炎上したスリーパーセル発言や言い訳のグダグダっぷりで一躍有名となった東大農学部出身の国際政治学者、三浦瑠麗さんが今度は間違った法律知識を披露してしまいました。詳細は以下から。
発端となったのはこのツイート(後述しますが2018年4月20日現在、削除されています)。財務省次官のセクハラ問題について「性暴力は親告罪(被害者の告訴が必要な罪)」と断言した上で意見を述べています。
首相と会食している文化人の一人として知られる彼女の普段の言動を見ていると、「ただの魔女狩り」と言いたいだけでは……という意地悪な見方をする人も出てきそうなこの発言。
しかしそもそも2017年7月の刑法改正によって性暴力は非親告罪(被害者の告訴なしに起訴できる罪)となっており、完全な事実誤認でした。
弁護士ドットコムでは三浦氏の発言について、「ついつい自分に都合のいい法律情報だけを真偽問わず かき集めてしまうことがあるためだと思います」と断じています。
ツイッターで拡散「性暴力は親告罪」は誤り…議論が沸騰すると現れる「都合のいい法律情報」 - 弁護士ドットコム
さすがにばつが悪くなったのか、三浦氏は発端となったツイートを削除。
「私の古いツイートで間違えて理解する人がいると困るので消しました」と、たった2日前のツイートをさも刑法改正前に行っていたツイートであるかのような、さも読んだ側が間違えて理解しているかのような物言いをして火消しを図っています。
そしてよせばいいのに「性交にあたる行為を強制した場合は非親告罪化されています」「性暴力は電車などでの痴漢行為やタクシーで同乗者の体を強制的に触るなど多様なものを含みます」と言い訳。
しかし現役の弁護士にさらなる誤りを指摘される結果になってしまいました。まさに恥の上塗りです。
その後のコメントもかなり辛辣。自分の専門分野で事実と正反対のことをもっともらしく言われた揚げ句、謙虚な姿勢すら見せることなく雑な言い訳を重ねられれば、辛口になるのも仕方がありません。
東京大学大学院法学政治学研究科 総合法政専攻博士課程を修了し、法学博士を取得したものの、三浦瑠麗さんは農学部出身で自らの肩書きも「国際政治学者」。実は政治学が主分野で、法律についてさほど知識がないのかもしれません。
「わざわざ口出しして恥ずかしい思いをするくらいなら最初から参戦しなければ良かったのでは」「どうして素直に謝らずに言い訳を重ねて恥を上塗りしてしまうのか」など、さまざまな思いが去来する事態となっています。
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