世界に愛される日本?入国管理局が病気の収容者に非人道的扱いの上、隠蔽のため公文書も改ざん

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これぞまさに「日本しぐさ」ということなのでしょうか?詳細は以下から。

東京入国管理局が外国人を人間扱いしない上、自分たちに都合の悪い文書は改ざんしていたことが発覚しました。これまでの日本という国のあり方を見ていれば不思議ではないのかもしれませんが、だとしたらそれこそが「宿痾」なのでしょう。

◆外国人を人間扱いしない入国管理局
入国管理局といえば、以前から全国的に外国人の収容者に対する非人道的な扱いが恒常的に行われていることで知られており、国連の拷問禁止委員会や人権理事会からも幾度も改善するよう勧告を受けていながら全て無視してきました。

特に2013年から2014年にかけては、収容されていた当時43歳のカメルーン人男性が「死にそうだ」と身体の痛みを7時間以上訴えたにも関わらず放置されて亡くなる事件を筆頭に、ミャンマーから避難してきたロヒンギャ難民らを含む計4人もの収容者が死亡しています。

最近では日本育ちの22歳のクルド難民メルバン・ドゥールスンさんが長期収容され、それまで自分が用いていた薬の差し入れすらも認められずに放置されたという件も批判されており、つい先日も仮放免申請が不許可とされたインド人長期収容者が自殺し、100人以上の収容者がハンガーストライキを行っています

このように、入国管理局では外国人は明らかに人権侵害の劣悪な環境に置かれ、拘束理由の満足な説明もないままに長期間収容生活を余儀なくされています。

◆病人を放置した上に公文書まで改ざん
そんな日本の暗部と言わざるを得ない人権蹂躙の入国管理局ですが、拷問にも近い医療ネグレクトが行われ、さらにはその証拠を隠滅するために公文書までもを改ざんしていたことが明らかになっています。

共同通信の取材によると、東京入国管理局で2017年に28歳のトルコ人男性収容者が虫垂炎の手術後、患部の痛みを訴えたものの、職員は約1カ月間に渡って診療を受けさせず放置。

それに留まらず、長期間医師の診療を受けさせなかった事実を隠すために診療に関する手続き文書に虚偽の発症日を記載した疑いまでが発覚しています。

この件について東京入管総務課の尾形茂夫渉外調整官は「個別事案については回答を差し控える」という、佐川前国税長官の言い回しを真似て追及を回避してみせるなど、極めて不誠実な対応に終始しています。

日本人の外国人への非人道的な扱いについては、BUZZAP!でも外国人技能実習制度という現代の奴隷制度に関して繰り返し批判してきました。技能実習制度も国家主導のプロジェクトではありますが、入国管理局は法務省の内部部局であり、国家そのものの外国人に対する姿勢と言わざるを得ないもの。

人権のイロハすら理解せず、どんな人間であろうと人間扱いせずに虐待を行うのであれば、もはやその国を近代国家と呼ぶことはできません。いったいこのような状態を放置しながらどの口で「世界に愛されて尊敬される日本人!」などと悦に入ることができるのでしょうか?

入管が症状放置隠しで虚偽記載か トルコ男性を1カ月受診させず - 共同通信

密室の人権侵害―入国管理局収容施設の実態

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