時給225円で週100時間労働、失踪実習生の奴隷労働の実態が明らかに

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Photo by nebojsa mladjenovic

もはや技能実習でも仕事でもありません。奴隷労働です。詳細は以下から。

BUZZAP!で以前から「現代日本の奴隷制度」として大きく取り上げている外国人技能実習制度について、この度法務省が失踪した外国人技能実習生への聞き取りに使った「聴取票」を開示し、波紋が広がっています。

外国人労働者受け入れを拡大する入管難民法などの改正案に絡んで現在大きなトピックとなっていますが、外国人技能実習制度では7割近い事業所で違法残業や賃金未払いなどの法令違反が発覚しており、ブラック労働やパワハラ、セクハラなどはもはや常態化しています。

挙句には必要な教育も行わずに除染作業や福島第一原発敷地内での作業に従事させるなど、外国人技能実習生をまったく人間扱いせずに奴隷労働に従事させてきたことが明らかになっています。

今回開示されたのは失踪動機や雇用環境などを調べた実習生2870人分の「聴取票」で、これらを閲覧した野党議員によると月額9万円の給与で週100時間超働くなど労基法違反の疑いが強いケースが散見されたとのこと。

1ヶ月4週間と考えれば月400時間労働となり、9万円の月給は時給換算で225円という最低賃金よりも500円以上低い給料になります。法定労働時間が週40時間で36協定で定める延長時間は1ヶ月45時間ですから、本来働かせてよい時間の2倍近くの勤務時間となっています。


なお、時間外労働は25%以上の割増賃金が必要(月60時間を超える時間外労働は5割以上、ただし中小企業は適用猶予)ですが、月給を見れば当然ながらこれらはまったく支払われていないことは明白です。


まだまだこれは実態の極一部でしかありませんが、このような事態がまともに省みられることもなく、外国人労働者受け入れが拡大されようとしています。G7の一員たる先進国として外国人に対するこのような待遇が許されていいのでしょうか?

(Photo by nebojsa mladjenovic

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