「世界一のクリスマスツリー」、神戸の生田神社にて変わり果てた姿が確認される

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和魂洋才というべきか、和洋折衷というべきか、樹齢150年のあすなろの大樹が何とも無節操な姿に変わり果ててしまいました。詳細は以下から。

あの「世界一のクリスマスツリーProject」に使われたあすなろの大樹が兵庫県神戸市の生田神社で「こじんまりとした鳥居」という変わり果てた姿で確認されました。

◆「世界一のクリスマスツリーProject」とは?
2017年の寒い冬を「世界一のクリスマスツリーProject」で熱く大炎上させた、自称プラントハンターでそら植物園代表の西畠清順さん。神戸にて阪神淡路大震災への鎮魂というお題目で樹齢150年のあすなろの木を引き抜いてギネス記録を狙うというエゴとビジネス丸出しの企画内容には全国から多くの批判が寄せられました。


「輝け、いのちの樹。」というキャッチコピーのもとで震災の「復興と再生のシンボル」と位置づけつつ、バラバラのバングルに加工してフェリシモから販売しようとするなどしたことにも全方位的に批判の声が上がり、中止を求める署名活動も行われました。




結局、西畠清順さんは応援してくれる人や団体に心配や迷惑を掛けたことは謝罪するが、世間に謝っているわけではない。ツリーを見るのが嫌な人は見なければいいとして謝罪も中止も拒否、批判の本質からは目を背けたままイベントは強行されました。

なお、この西畠清順さんは今年8月にもGinza Sony Park開店に合わせて「星の王子さま」とのタイアップ商品としてイラストを改変し、オリジナルストーリーを追加してバオバブ苗木を販売するという暴挙を行い、原作ファンたちの猛烈な抗議によってわずか2日で販売中止に追い込まれるという「実績」を積み上げています。



◆「世界一のクリスマスツリー」の末路
この「世界一のクリスマスツリー」は上述したように、最初は展示修了後にバラバラにした上で加工し、フェリシモからひとつ税込み送料込み3800円で売りさばくことが計画されていましたが、ネット上などでの激しい批判を受けて中止となっていました。


では用済みとなった「世界一のクリスマスツリー」のあすなろはどうなったのでしょうか。西畠清順さんは神戸新聞のインタビューのなかで伐採後に一部を神戸市中央区の生田神社の境内にある社の鳥居として奉納すると語っていました。

産経新聞によると、このあすなろを使って作成された鳥居が12月7日に生田神社の境内北側、「生田の森」にある神功皇后を祭る生田森坐社前に奉納され、通り初め式などが営まれたとのこと。


「世界一のクリスマスツリー」から作られたとのことで、京都の平安神宮の大鳥居のような巨大なものを想像される方もいそうですが、高さ2.7m、幅3.3mというずいぶんこじんまりとした姿に変わり果ててしまっています。

なお神戸新聞のインタビューによると、この鳥居のために使用するのは木全体の2割程度に過ぎず、残りの活用方法は実際に未定であるとのこと。残りの8割がどこでどのように使われているのか、それとも単に廃材として破棄されたのかは不明です。

クリスマスツリーというキリストの生誕を祝う行事のシンボルとして切り倒されながら、その最後は神社の鳥居にするという無節操さは「世界一のクリスマスツリーProject」と西畠清順さんらしさが存分に現れていると言えそうです。

もちろんこれはクリスマスを祝い、除夜の鐘で煩悩を払い、神社に初詣を行う日本らしさに溢れる末路であると考えることもできます。だとすれば、せっかくなので残りの8割はあすなろの魂を供養するため108体ほど仏像を彫るのがいいのかもしれませんね。

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