今度は「LGBTばかりになったら国は潰れる」、杉田水脈の「生産性」から何も学ばなかった自民党の平沢勝栄が大炎上

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自民党は何も学んでいませんでした。詳細は以下から。

◆今度は「LGBTばかりになったら国は潰れる」
まず見てもらいたいのが、日本テレビが報じた自民党・平沢勝栄衆院議員が1月3日に山梨県で行った集会での発言。少子化問題に触れた上で、LGBTを以下のように論じています。

“LGBTばかりになったら国はつぶれる”|日テレNEWS24


「LGBTで同性婚で男と男 女と女の結婚」と、同性婚の話題に触れたかと思いきや……


「これは批判したら変なことになるからいいんですよ もちろんいいんですよ」とのこと。


そこから「でもこの人(LGBT)たちばっかりになったら国は潰れちゃうんですよ」と自説を披露。「批判したら変なことになる」と合わせ、偏見をあらわにしています。


同性パートナーシップ制度についてもこの通りです。


報道では同じ自民党の杉田水脈議員が「新潮45」に「LGBTは性的嗜好(正しくは指向です)で支援不要、生産性がない」と寄稿していた件についても触れられていました。


ちなみに杉田議員は「同性愛の子どもは自殺率が6倍高い」と笑顔で語っていた過去もある人物。


オリジナルの動画はこちら。公開された動画をそのまま使っているので、悪意ある編集など存在しません。


◆「生産性がない」から何も学んでいなかった自民党
2019年1月5日2:00現在、平沢議員の発言はツイッターのトレンドに「LGBT」が入る勢いで炎上していますが、寄稿文について「誤解を招き、心苦しく思っている」と、責任を批判者になすりつけた杉田議員と同じような釈明をするのかが気になるところ。

そして何より「国は潰れちゃうんですよ」発言が「生産性がない」と本質的に何も変わっていない、言い換えれば杉田議員の寄稿文騒動から自民党は何も学んでいないことに驚かざるを得ません。

なお、自民党が何も学んでいないことは寄稿文騒動を受けて昨年8月に改めて表明した「党の考え方」からも知ることができます。


同性愛って、ちょっとついていけないなあ これは多くの方の率直な意見かもしれません」と、いきなり関係者への配慮を欠いたジャブをお見舞いしています。「多くの人はそう思っているかもしれない」と掲げれば何を言っても許されるわけではないでしょう。


詳しい説明は以前の記事を見てもらいたいところですが、どこに向けたのか分からないQ&Aなど、自民党のLGBTへの解釈はかなりアレなものです。


◆LGBTばかりになることはありません
当たり前のことですが、どのようなセクシャリティの持ち主であれ、ある日突然自らの性的指向が変わるということはそうそうなく、社会がLGBTだらけになることはありえません。

もし身の回りで「LGBTが増えた」と感じるようなことがあれば、それは単に今までカムアウトできずにいた人たちが隠さずに済むようになっただけです。

衆議院の法務委員会調査室がまとめたデータではLGBTは人口のおよそ8%程度。決してどこか遠い世界の話でなく、身の回りに当事者がいると考えたほうがいい数字です。


結婚に準ずる制度がなく、老後になって相続や手術の同意書へのサインなどで困るカップルが数多く生まれていることから、LGBTには同性婚をはじめとした「異性愛者のカップルと同じ権利を認める制度」を求める声があります。

しかしあくまで異性愛者に先んじたり、ましてや優遇することを求めているわけではなく、杉田議員がブチ上げた「度が過ぎるLGBT支援」など一切存在しない点だけは、踏まえておきたいところです。

なお、Buzzap!編集部で調査したところ、「同性パートナーシップ制度」導入にあたって推定1万1000人のLGBT人口を抱えるとみられる渋谷区(総予算額約858億円)が「男女平等及び多様性を尊重する社会の促進」事業として計上した予算は190万円。

税金の無駄呼ばわりされる規模ではまずなく、人口の8%とされるLGBTカップルが抱えてきた各種法律問題をクリアできるようになるのであれば、むしろ費用対効果が高いとさえ言えます。


◆少子化はLGBTのせいではありません
出生率が2.0を下回った1975年以来、40年以上にわたって少子化問題を放置した上、非正規雇用拡大や長時間労働合法化など、若者の生活をより貧しく不安定にする政策を進めてきた自民党。

その威力は絶大で、2016年には1899年の統計開始以来初となる出生数100万人割れを記録してしまいました。

今年で在任23年目となるベテランの平沢議員。自分たちの失策を省みず、少子化の責任をLGBTに押しつけることに、一体何の意味があるのでしょうか。

出生数・出生率の推移 - 少子化対策 - 内閣府

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