「LSDの微量摂取」トレンドがシリコンバレーを飛び出して拡散、創造性と生産性を飛躍させ、ストレスや不安を解消と人気に

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スティーヴ・ジョブズやビル・ゲイツがそのキャリアの初期に行っていたトレンドが形を変えて復活。シリコンバレーを飛び出して多くのビジネスマンやクリエイターの関心を引く事態となっています。詳細は以下から。

◆シリコンバレー発の「LSD微量摂取」というトレンド
アップルを作り上げたスティーヴ・ジョブズやマイクロソフトの創始者のビル・ゲイツも若かりし頃に幻覚剤として有名なLSDを体験していたことは多くの人が知るところ。

ウィンドウズやマッキントッシュがこの世に生み出されるに当たり、どれほどLSDが大きな影響を及ぼしたかは推測するしかありませんが、現在のシリコンバレーをはじめとするアメリカ合衆国のビジネスシーンでこのLSDのリバイバルが起こっています。

とはいえ、ヒッピームーブメントの頃の「ブッダやキリスト本人が降臨してくる」ような大量摂取ではなく、「マイクロドーズ」と呼ばれる「微量摂取」が新しいトレンドとなっています。

Indipendent紙は3月に'Microdosing' LSD is not just a Silicon Valley trend ? it is spreading to other workplaces(マイクロドーズはシリコンバレーだけのトレンドじゃない?現在各地の職場に拡大中)」という記事を掲載。

この中でシリコンバレーで働く若いスペシャリストらの間でLSDやマジックマッシュルーム、幻覚サボテンなどの幻覚剤を仕事に行く前に微量だけ摂取するというトレンドが生まれたことを紹介しています。

マイクロドーズでは通常用いられる分量の1/10程度の幻覚剤を摂取します。これでは幻覚などは表れず、激しい精神変容も起こりませんが、その代わりに注意力や活力、創造性を高めるとされています。

これに加えて幸福感を強化し、ストレスや不安を軽減させて睡眠を改善させ、健康的な習慣を導くともされています。

BUZZAP!でも以前、LSDを用いる事で「通常は連動しない複数の脳の部位が調和して働く」現象が起こり、心の病を引き起こす神経細胞の接続障害を埋め合わせる可能性がある事を示す研究について紹介しました。

もちろん元々精神に作用する薬物である以上、微量であったとしても何らかの影響を及ぼす可能性はあります。ですが持て囃されているような「効果」は果たして存在しているのでしょうか?

◆実際に「LSDの微量摂取」には効果があるの?
ジャーナルJournal of Psychoactive Drugsに掲載された予備調査では、摂取によって気分や注意力が改善されるという報告が為されています。

研究者らはウェブサイトmicrodosingpsychedelics.comで1000人以上の被験者を集め、3日に1回の微量摂取をしてもらい、同時に毎日の感情の状況を評価して提出してもらっています。

被験者らは共通してポジティブな感情が増加したこと、社会関係が容易になったこと、頭痛が減ったことなどを報告。また多くは微量摂取によって生産性が改善し、注意力が増したと述べています。

またジャーナルPsychopharmacologyに掲載された研究では48人の被験者に対してそれぞれ5、10、20マイクログラムのLSDと対照実験のためのプラシーボを摂取させています。

これらの分量はいずれもマイクロドーズと呼んで差し支えない「微量」であるとのこと。

実験で被験者らはスクリーンに0.8秒から4秒映し出される青い点を見せられ、それと同じ長さの時間手元のボタンを押すように求められます。研究者によると、この実験では記憶、作業記憶、注意力、覚醒、情動などについての認知を探ることができます。

結果としては、プラシーボを摂取したグループは実際よりも短い時間ボタンを押す傾向があり、LSDを摂取したグループは長めに押す傾向が見られました。これは選択的注意が拡張されているとのこと。

なお、意識への影響の有無と長めにボタンを押すことの間に相関関係が見られなかったことから、研究者らはLSDの微量摂取が認識力に独立に影響を与えていると結論づけています。

つまり、意識は正常であっても認識力には無意識な影響があり、選択的注意がより鋭くなっているということになります。

もちろんまだLSDの微量摂取についての研究は始まったばかりで、実際にどのような分野にどれほどの影響があるのかを正確に測定するには今後も多くの実験が必要となります。

ですが、新しい情報に敏感なシリコンバレーの若いスペシャリストが発信し、トレンドとしてビジネスシーンに拡大していることは既に海外紙でも大きく取り上げられている事実。

今後こうした微量摂取で向上した創造性からマッキントッシュやウィンドウズのような世界を変えるイノベーションが登場することになるのでしょうか?それとも、そこまで行くにはやはりジョブズ級の大量摂取が必要となるのでしょうか?

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