豚コレラ感染拡大続きブランド豚全滅秒読み、9ヶ月経過も終息できず殺処分は10万頭超えに

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既に民主党政権時代に発生した口蹄疫の際の倍の時間が経っていますが、未だに感染拡大が続いています。詳細は以下から。

2018年9月に岐阜県の養豚場で発生が確認された豚コレラは、その後愛知県、長野県、滋賀県、大阪府の養豚場に感染範囲が拡散。現在も感染拡大は続いており、6月5日にも岐阜県山県市の養豚場で新たに豚コレラが発見され、8120頭が全頭殺処分されることになったばかりです。

農林水産省によるとこれまでにおよそ50の農場で発生が確認され、殺処分の対象となった豚は既に10万頭を超えました。

農林水産省では農場に対し着替えや消毒など衛生管理の徹底を求めており、今後もこれらの対策が継続して行われているかを確認していくとしています。


ですが、上記の山県市の養豚場は県の主要ブランド豚肉「ボーノポーク」用の豚を飼育する農家3軒のうちのひとつ。既に1軒は2月に感染が判明して約5700頭が殺処分され、残るのは約300頭を生産する1軒のみ。

9ヶ月経っても沈静化できていないどころか、ひとつのブランド豚が壊滅するレベルの被害が発生し、さらに感染拡大が続いているというのが現状です。

その原因のひとつは養豚場の豚へのワクチンの投与を農水省が拒否していること。農水省は「動物の養豚場への侵入を防ぐ網を設置するといった本来必要な農家の対策がおろそかになる」と主張しています。

また国内でワクチンを使用した場合、国際ルールで豚コレラの「清浄国」とみなされなくなり、海外に豚肉を輸出できなくなる可能性が高まることも農水省の拒否の理由のひとつ。

豚コレラの感染拡大の大きな要因とされる野生イノシシに対しては3月から経口ワクチンの散布が行われ、6割が投与に成功したとされていますが、山県市の件が示すように感染を止めることはできていません。


ワクチンを打たずに豚コレラの発生が3ヶ月間なければ「収束宣言」を出すだけで事態は収まるものの、感染拡大を止められずに9ヶ月もの時間が経過しているのが現状。

このままでは、感染拡大に政府が対応できていないと諸外国に受け止められる可能性もあります。

なお、民主党政権時代の2010年4月20日に宮崎県を中心に発生した口蹄疫では、2ヶ月半後の7月4日以降感染が確認されなくなり、8月27日には宮崎県知事が終息宣言を出し、現在は復興を遂げています。

果たして今の政府の対応の優先順位は正しいのでしょうか?

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