「男女を分けて考える習慣は日本人の本音だが時代遅れ」経団連会長が森会長を事実上批判

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一見こちらも炎上しそうな発言に見えますが、実質的に時代錯誤の森会長の女性蔑視発言への批判となっています。詳細は以下から。

経団連の中西宏明会長が2月8日の定例記者会見で東京五輪組織委の森喜朗会長の女性蔑視発言について日本社会というのは、ちょっとそういう本音のところが正直言ってあるような気もしますし、こういうのをわっと取り上げるSNSっていうのは恐ろしいですね。炎上しますからと発言しました。

中西会長は森会長へのコメントは控えたいとしながらも、自らが会長を務める日立製作所を念頭に日本社会について女性と男性を分けて考える習性が強い。我々の会社でもダイバーシティーの話をすると、ついつい女性と男性を分けて考えてしまう。私自身も、(そのような考えが)ないかといえばそうじゃないだろうと述べました。

中西会長はその上で「女性や男性を前提に発言したり考えたりする時代ではない。ダイバーシティーを意識した組織運営や人事をやっていくべきだ」と語っており、よく読むと森会長の発言は時代遅れであり、多様性の尊重が重要であると明言しており、実質的な森会長への批判となっています。

中西会長が「女性と男性を分けて考える習性」について「ちょっとそういう本音のところが正直言ってあるような気もします」とし、自身にもその傾向があると自認するのは世代を考えればむしろ正直な感想と言えます。

その上で「女性や男性を前提に発言したり考えたりする時代ではない」と明言しているのは、問題に正面から切り込もうとする姿勢の表れと取ることもできます。もちろんその結論が「SNSは炎上するから恐ろしい」で終わってしまっていい話ではありません。

もちろんこうした背景には森会長の女性蔑視発言にこのままでは企業や商品イメージに関わるとする五輪スポンサー企業の懸念も関わっていることは間違いありません。

ですが本音と呼べるほどに日本社会に染みついた女性蔑視をどう変えてゆくのか、五輪スポンサーも多く名を連ねる経団連のトップとしての具体的な方策が問われる場面です。

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