【コラム】「卒業旅行や宴会は控えて」尾身会長リバウンド警戒呼びかけ、1兆円以上の延長費用つぎこんだGoTo再開は絶望的か

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緊急事態宣言が終わろうと、旅行や飲食は引き続き控えなければならないことを分科会の尾身会長が警告しています。

これに従うのならば、第3次補正予算で1兆円以上の延長費用をつぎ込んだGoToの再開は絶望的ということになります。詳細は以下から。

◆「卒業旅行や歓送迎会、花見の宴会は控えて」尾身会長呼びかけ
新型コロナ対策の政府分科会の尾身会長が、卒業シーズンであり年度末に伴う歓送迎会、加えて春休みや花見シーズンの3月に向けて新型コロナのリバウンドへの警戒を呼びかけました。

尾身会長は「2020年の忘年会などが、年末年始の感染急拡大につながった」として、3月7日に解除予定の緊急事態宣言と春の行楽シーズンや年度末を見据え謝恩会とか卒業旅行とか歓送迎会、あるいはもう少し暖かくなると花見にともなう宴会などあって、このことはぜひ控えていただきたいと思いますと呼びかけました。


尾身会長は新規感染確認者数が減っていることに触れつつも、大切なのは現在医療崩壊真っただ中の医療体制の負荷が取れることだとし、解除時にはステージ2以下を目指してリバウンドを抑えるべきだとも主張。

実際のところ、東京都医師会の猪口正孝副会長が「重症の患者さんが減ってきているのは、良くなっただけではなく40%くらいは亡くなられている」と指摘するように決して楽観できる状況ではなく、変異種の市中感染も拡大が懸念されています。

◆「GoTo」再開すればダブルスタンダードに
赤羽国交相は2月8日には現在全国で停止中の「GoToトラベル」について、緊急事態宣言解除後の速やかな再開を望む声が観光業界を中心に寄せられていると説明し、「来たるべき時にはスムーズに再開できるようにしていきたいと述べていましたが、あくまで「政府対策本部の専門家のご指導を仰ぎながらというのが大前提だ」としていました。


尾身会長の今回の警告はGoTo再開の機運を厳に戒めるもの。卒業旅行を控えるよう呼びかけながら「GoToトラベル」を再開させれば完全なダブルスタンダードとなり、政府のコロナ対策への信頼度をこれまで以上に失墜させることは間違いありません。


1次補正予算で確保した額の半分以上が未消化ながら、3次補正予算でも延長費用として1兆円以上をつぎ込んだGoToキャンペーン、本来ならばもっと緊急性の高いコロナ対策や補償・給付などに回せたはずの税金が、身動きの取れないまま塩漬けとなりそうです。

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