「署名偽造バイトの発注書返せ」リコールの会事務局幹部が執拗に要求していたことが判明、同一拇印も10万筆以上発覚



「取引先に業務の発注書の返還を求める」という発想自体が普通の社会人には理解できないものですが、それだけ無理筋の要求を繰り返していた意味はなにかと考えると、いろいろとつじつまが合ってきそうです。詳細は以下から。

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愛知県の大村知事リコール運動に絡む偽造署名問題で、リコールの会の事務局幹部が署名偽造を広告会社に依頼した発注書について、今年に入ってから繰り返し返還を求めていたことが同社への取材で判明したと朝日新聞が報じています。

広告会社の関係者によると、問題となっている発注書は「整理業務スタッフ手配代行」という名目で事務局幹部の個人名で出されており、10月19日付で額面は474万6500円

なお、CBCテレビによると、発注書には『代筆行為について、事前に代筆元(書き写される名前の人)に対して発注者(事務局)が代筆する旨の了解を得ていることを確認する』と記載されていました。

発注書からは「整理業務」の内容が「代筆行為」ということになり、実際に行われた署名偽造と照らし合わせると、事務局が業務内容を把握した上で発注していたということになります。

なお、この10月19日という日付は愛知県内の(選挙期間と被らない)大半の自治体で署名集めの期限となる25日の6日前であり、駆け込みでの署名水増しを狙った可能性も。

なお、リコール運動中止宣言前日の11月6日の高須院長のツイートを見てみると、いろいろと感慨深いところがあります。


東海テレビによると、発注を受けた広告会社の関係者は、今年に入ってから事務局幹部から同社幹部に「返してほしい。あれがなければ大丈夫」などと執拗に求めたとのこと。同社幹部は返還に応じず、愛知県警に発注書を任意提出していました。

当然ですが、業務の発注書は税務申告の際などに必須となるため、どのような事情があっても取引先に返還するような書類ではありません。そうした要求をしている時点でこの幹部が依頼内容の違法性を認識しており、無理筋な要求をせざるを得なかった可能性があります。

加えて、朝日新聞は選管に提出された約43万5000筆の署名のうち、同じ人が何回も押したとみられる母印がある署名が計10万8000筆以上あると報じています。

選管担当者は「似たような母印が、ぽんぽん並んでいた」と述べており、署名を集めたボランティアも「片手でピアノを弾くかのように」親指から小指まで使ったような母印の署名簿があったと証言。

佐賀の署名偽造バイトでは押印や拇印を押す作業は行われていなかったとされているため、10万を超える「拇印偽造」がこれとは別の場所で行われていたことになります。

なおTBSテレビのNスタは以前、署名ボランティアの「約30人の署名に自分で拇印を押した」とする証言も放映しています。この男性の場合は30人分とのことでしたが、10万人以上の拇印を誰がどこで押したのか、全容の解明が求められます。

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