今やスマホをBluetoothでカーステレオにつなぎ、好きな音楽を聴くのが当たり前。
ですが今から70年前の音楽好きたちは涙ぐましくもロマンにあふれた努力を楽しんでいたようです。詳細は以下から。
奥田民生も「名曲をテープに吹き込んで」と歌ったように、ドライブにイケてる音楽は欠かせないもの。
この曲の生まれる40年前、カセットテープのまだ存在しない1950年代の自動車に積まれたのはターンテーブルでした。
この車載ターンテーブル「Highway Hi-Fi」がプレイできるのは45r.p.m.のシングル盤のみ。片面で1曲のため、数分ごとにひっくり返したり取り替えたりする必要があり、ほぼDJ状態でつきっきりになる必要があります。
こちらは車載ターンテーブルの広告。Highway Hi-Fiというネーミングがすでにロマンのかたまりです。
このターンテーブルには針飛び防止機能が付いていましたが、そのためにレコードに刺さってダメにするケースも少なくなかったとのこと。DJ泣かせですね。
なお1960年代にはヨーロッパにも渡り、オプションとして売られていました。
その後カセットテープからCDの時代を経てBluetoothへ。自動車と音楽のつながりは途切れることなく現代まで続いています。
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