今から半世紀前、ジョン・レノンと結婚する前のオノ・ヨーコの姿
あの時代から50年以上、ですが彼女の姿は色褪せることはありません。詳細は以下から。
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おそらくは世界で最も有名な日本人のひとり、オノ・ヨーコ。ジョン・レノンの妻として、そして現代芸術家として私たちは彼女のことを知っています。
では彼女がジョンと結婚する前の1960年代、どこでどのような活動をしていたのでしょうか?
ヨーコがジョンと出会ったのは1966年の11月のこと。ロンドンのインディカギャラリーで行われていたヨーコのエキシビジョンをジョンが訪れた時のこと。ジョンはヨーコの作品に満ちるポジティブさに惹かれました。
特にハシゴを上って天井から吊された虫眼鏡を使い、天井に描かれた小さな「yes」という文字を見るインスタレーションにジョンは深く感じ入ったことが知られています。
ヨーコは60年代に入る前から芸術家としての活動をスタート。
60年代に入ると観客がヨーコの衣装をはさみで切り取るパフォーマンス「カット・ピース(Cut Piece)」などの作品を発表。
その18ヶ月後に最初の妻と離婚したジョンはヨーコとの暮らしを始め、ベトナム戦争真っ最中であった1969年3月20日に結婚します。今からちょうど50年前の話です。
結婚の直後からオランダのアムステルダム・ヒルトン・ホテル702号室で行われた「平和活動パフォーマンス」である「ベッド・イン(Bed In)」は極めてよく知られています。
なお一般的な日本人が自由に海外旅行ができるようになったのは1964年のことで、66年にロンドンでエキシビジョンを開けるヨーコはいわゆる一般的な日本人ではありません。ヨーコの父親は日本興業銀行総裁を務めた小野英二郎の子であり、母親は、安田財閥の祖であった安田善次郎の孫。
そうした環境のため幼少期から海外と日本での生活を経験し、1953年に20歳でニューヨークのサラ・ローレンス大学に入学、音楽と詩を学びます。今の言葉で言えば「上級国民」ということになるのかもしれません。
もちろん、ヨーコがこれまで成してきたことや作品の数々はそのような環境だけで語り尽くせるものでは到底ありません。
21世紀の現代で知らぬ人のいない偉大な芸術家の半世紀前の顔、あなたはどのように感じますか?
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