記録型DVDやBlu-rayの自社生産から三菱化学が撤退へ、DVDの生産は太陽誘電のみに
かつて記録メディアとして高い人気を誇ったDVD。
今では上位規格のBlu-rayに加えて、1TB(=1000GB)を超える大容量のHDDや、フラッシュメモリを利用した各種記録メディアが安価に普及しているため、苦境に立たされている感がありますが、ついに三菱化学が自社生産から撤退することが明らかになりました。
詳細は以下から。
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asahi.com(朝日新聞社):三菱ケミカル、ブルーレイとDVD生産から撤退へ – ビジネス・経済
朝日新聞社の報道によると、傘下にDVDやBlu-rayの生産を手がける三菱化学を抱える三菱ケミカルホールディングスがBlu-rayディスクとDVDの自社生産から撤退する方針を固めたそうです。
これは海外勢との価格競争で事業の採算性が合わず、将来性が見込めないと判断したことを受けたもの。Blu-rayディスクの自社生産から国内メーカーが撤退するのは今回が初のことで、三菱ケミカルホールディングスの撤退によって、DVDの自社生産を行っているメーカーは太陽誘電1社となります。
なお、日本記録メディア工業会の調査では、DVDの世界需要は2007年度の約60億枚をピークに減少に転じており、2013年度の予想は37億枚と予想。店頭価格も2006年の1枚約100円から、2011年には半額の47円になるなど、厳しい状況に立たされています。
ちなみに2008年には当時国内大手だった日立マクセルがDVDの自社生産から撤退。
DVD-R(4.7GB)の600倍以上のデータを記録できる3TBモデルのHDDが手ごろな価格となり、DVD-Rの3倍以上のデータを記録できて、しかもデータの書換自由な16GBモデルのUSBメモリが1000円を切る昨今、需要が低迷するのは致し方ないことと言わざるを得ないのではないでしょうか。
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