「ライチ DE 光クラブ」が10月放送開始へ、「ライチ☆光クラブ」がまさかのアニメ化
飴屋法水らの劇団、東京グランギニョルの演劇「ライチ光クラブ」を原作にした漫画で、古屋兎丸の代表作ともいえる「ライチ☆光クラブ」が「ライチ DE 光クラブ」としてアニメ化することが明らかになりました。
「ライチ☆光クラブ」公式サイトによると、10月から同作がアニメ化することが決定したそうです。放送は10月からで、詳細は後日発表予定。
なお、2012年は舞台版「ライチ☆光クラブ」が公開予定であるなど、「ライチ☆イヤー」拡大の年であるとされているため、アニメ化もその一環であると考えられます。
同作のストーリー。主人公・ゼラをはじめとした個性的なキャラクターや独特の耽美な絵柄で描かれる残酷劇に魅せられた人も多いのではないでしょうか。
工場からの排気と油で黒く覆われ鬱蒼とした街・螢光町。その片隅の廃虚で無人のはずの深夜、けたたましく響き渡る笛の音、そして不気味なドイツ語の怒声。
彼らの正体は、学生帽・詰襟の学生服に身を包んだ少年たち。そこには、「廃虚の帝王」ゼラを筆頭に、九人のメンバーで作られた秘密基地が存在していた。――その名を「光クラブ」。
その秘密を見たものは、ゼラの指示を受け、彼を崇拝するメンバーの手によって残酷な罰が下される。なぜならば、彼らは夜な夜な基地に集まり、ある「崇高なる目的」のために「甘美なる機械(マシン)」を創造していたのだった。
そしてある夜、ついに彼らの希望の機械「ライチ」が目覚めの時を迎える。異形の機械に課せられた「目的」とは……?そして、悲劇の美少女・カノンが握る、光クラブの運命とは?
「醜い大人」になることを拒み、永遠に美しくあることを選んだ少年たちの、幼いが故の純粋で暴力的な欲望と狂喜が招く、残酷劇(グランギニョル)の開幕である――
アニメ化されるのであれば修正を余儀なくされるシーンが続々と登場しそうな気がしなくもない同作ですが、「漆黒の薔薇」ことジャイボがどれだけ魔性の美しさを醸し出せるのかなど、見てみたい部分が多いのも事実。今のうちに原作で予習しておくのも良さそうです。
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