「mixi」を最も利用するSNSとするユーザーが2%に激減、大学生では「Twitter」と「LINE」が2強に
スマートフォンの普及もあって、各種SNSをより簡単に利用できるようになった昨今ですが、最も流行に敏感な部類に属するであろう大学生が利用するSNSの実態から、mixiの衰退が浮き彫りとなりました。
※2012年12月11日に追記しました。
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朝日新聞デジタル:つぶやく学生は「自分本位」に? 首都圏の5大学調査 – 社会
朝日新聞社が首都圏の大学らによって構成された「大学生意識調査プロジェクト」の発表として報じたところによると、SNSを利用している学生の割合は全体の96.6%に達したそうです。
これは2012年7月に上智大学、日本大学、東洋大学、駒沢大学、専修大学の5大学、800人の学生を対象に行った調査で明らかになったもので、複数のサービスに登録している中で、実際に最も利用するSNSは「Twitter」で、シェアは49%に達したとのこと。
ほかにはLINE(35%)、Facebook(10%)と続き、2年前に行われた調査で97%という圧倒的なシェアを記録していた「mixi」がわずか2%にとどまったとされています。
・2012年12月11日15:30追記
株式会社ミクシィからの指摘によると、朝日新聞の元記事が以下の「大学生意識調査プロジェクト」の発表を元に修正されています。
大学生の友達新基準は「メリ友(メリット友達)」!? ~大学生の約4割にテストの時だけ連絡する「テスト友達」が存在~
こちらが今回の調査のグラフ。mixiを「最も利用しているSNS」としている学生は全体の1.7%しかいませんが、利用している割合自体は70.8%であることになります。
そして2010年時点でのSNS利用割合。こちらはあくまで利用割合のみで、「最も利用する」という項目はありません。
つまり「最も使うSNS」としてのmixiのシェアは1.7%であるものの、mixiを利用しているユーザー自体は7割おり、2010年時点でのSNS利用割合と比較するのであれば、報じられた「97%から2%」ではなく96.6%から70.8%へとシェアを落としたことになる……というのがミクシィの主張というわけです。
しかし2010年のSNS利用状況ではmixiが96.6%と、ほかのSNSを圧倒しており、対抗馬となる「モバゲー」や「GREE」の利用率がわずか10%台にとどまっていたことを考えれば、当時「最も使うSNS」としても圧倒的1位であったことは間違いなく、ここ2年で「最も使うSNS」としてのシェアを相当落としたことは事実であると考えられます。
ちなみにかつてSNSの王者とされたmixiブームの下降は顕著となっており、大手ポータルサイト「Yahoo!JAPAN」の2012年検索ワードランキングではmixiが前年2位から6位に転落し、Facebookが9位から2位に急浮上するなど、国内のSNSの王者交代が裏付けられる結果に。
意見を直接拾い上げるトークイベント「mixiユーザーファーストウィーク」を実施するなど、ユーザーの声を取り入れようという姿勢を見せ始めているmixiですが、はたして再びかつての勢いを取り戻すことはできるのでしょうか。
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