【印度通信 Vol.19】インドの誇るスナック菓子と清涼飲料【ドリンク・甘いスナック編】

インドでは昔からお酒を飲む文化がありませんでした。そのため、インド人たちは老若男女問わずよくお菓子を食べます。昔からのインド菓子もたくさんありますが、お手軽に買えるスナックや清涼飲料も人気です。インドらしいものを集めてみました。まずはドリンクと甘いスナックから。


■ドリンク編
インドは植民地時代からオーロビンドやガンディーの時代から続くスワデーシー(国産品愛用)の伝統のせいか、10年程前まで海外のお菓子やドリンクが入手しにくい状況が続いていました。そのため、どこにでもあるようなコカ・コーラやスプライトなどはめったに見かけることはなく、その代わりにインド独自の清涼飲料が飲まれていました。最近は海外資本も入ってきており、コーラもスプライトもどこででも飲めるようになっています。

まずこちらはLimca。スプライトというかスコールにちょっと近い味わい。クソ暑い時期には一番さっぱり飲めるので重宝します。


ちなみにこの会社はコカ・コーラに買収されているため、キャップにはこの通り、おなじみのロゴが。

これがインドコーラことThums UP。基本的にコーラなのですが、微妙なマサラ風味の癖があります。ハマる人はドクター・ペッパー的にハマります。

マンゴー味のMAAZA。ものすごく濃厚で美味しいです。まるでマンゴーをそのまま飲んでいるような感じ。ヨーグルトドリンクやホワイトラムなんかで割っても美味しそう。アイスクリームにソース的にかけるのもありなんじゃないかと個人的には思っています。


小さめのおしゃれなボトルのappy FIZZ。甘さ控えめの上品なアップルソーダ。これは日本で売っていても流行るんじゃないかというレベル。


■甘いスナック編
スナックの味の2つの柱は「スイーツ」と「マサラ風味」。大袋もありますが、小袋で買って間食にしているインド人をちょくちょく見かけます。甘いスナックはチャイとの相性も抜群。チャイ屋でも売られていたりします。

Parle社の「世界一売れているビスケット」とドヤ顔で書かれているParle-G。インドでは最もポピュラーなビスケットなので、12億の人口を考えると普通にありえる話。チャイに浸して食べる定番のお菓子です。5ルピー(約10円)と安く、移動中やトレッキングのおやつにもお手軽でぴったり。

こちらはHIDE&SEEK。チョコチップが大量に入ったクッキーで、シンプルながらしっかりとした飽きない味で人気です。ハマって食べ続けている旅行者も。

こちらはHappy Happy。HIDE&SEEKと同じ会社の製品ですが、形が丸い以外どこがどう違うのか結構謎。もちろん味が同じなのでちゃんと美味しいのでよいのですが。

インドの伝統的なスイーツやお菓子はどれも全身の毛穴から甘い汁が噴き出してきそうなほどの強烈な甘さですが、ここで紹介したスナックはどれも日本人からしても美味しく食べられるレベル。ぜひお試しあれ。

おまけ:
インドの伝統スイーツといえば個人的におすすめなのはジェレビー。小麦の生地をチューブ状にうねうねと揚げ、とんでもない量のシロップにくぐらせた甘さMAXのお菓子。これが疲れた時には脳髄の奥まで一気に覚醒させてくれるスーパースイーツです。チャイと一緒にぜひ。

ジェレビー作成の様子はこんな感じ。揚げたてのアツアツを食べるのが一番美味しいです。一番似ている味はミスドのフレンチクルーラーだと個人的には思ってます。

柴田 徹之
彩図社
売り上げランキング: 384,042
ねこぢる
青林堂

・関連記事
【印度通信 まとめ】 BUZZAP!(バザップ!)

【印度通信 Vol.16】人間の死体を食べていると噂のガンジス・フィッシュを食べてみた BUZZAP!(バザップ!)

【印度通信 Vol.11】インドの街角のお食事事情【スナック・軽食編】 BUZZAP!(バザップ!)

【印度通信 Vol.10】インドの街角のお食事事情【定食編】 BUZZAP!(バザップ!)

【印度通信 Vol.9】ヴァラナシにクンブメーラがやってきた BUZZAP!(バザップ!)

この記事をSNSでシェア

フォローまたはいいね!して最新情報を手に入れよう

グルメ に関する人気記事

  1. 天下一品の伝説的名店「五条桂店」が9月20日で閉店となるので食べに行ってきました
  2. 「日本一美味しい立ち食いそば」と評判のJR姫路駅の「えきそば」を食べてきました

グルメ の最新記事