天下一品の伝説的名店「五条桂店」が9月20日で閉店となるので食べに行ってきました

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有名チェーン店のひとつの店舗というだけでは到底語りきれない名店がその長い歴史に幕を下ろすこととなりました。京都中のラーメンマニア達が連日訪れています。詳細は以下から。

日本中のラーメン好きが知っている京都発の有名チェーン「天下一品」。先日お送りした「天下一品祭り」の記事も大きな反響をいただきました。

その天下一品の中でもやはり最初に名前が上がるのは京都市左京区北白川にある「総本店」です。以前BUZZAP!取材班も訪れたことがありますが、「これが天一なら昔東京で食べたあれは何だったんだ!?」というレベルの格の違いを見せつけられました。


そんな天一総本店に引けを取らず、むしろ京都のラーメンマニアの間では「総本店より美味い」という評判すら昔から囁かれていたのがこの「五条桂店」なのです。

その「五条桂店」が2019年9月20日をもって閉店することは京都のラーメンマニアの間でも、全国の天一ファンの間でも驚天動地の衝撃で迎えられました。その一報が知れ渡ると、ラーメンマニアやファンたちは平日の昼間であっても最後にあの1杯をもう一度…と五条桂店へと向かっています。

BUZZAP!取材班でもぜひともその味を記憶に留めようと、現地に向かいました。

五条桂店があるのは桂離宮で知られる阪急桂駅から徒歩で20分程度。京都市内からは京都縦貫道の沓掛ICに向かう国道9号線沿いにあります。こんな住宅街の中をてくてく歩いて向かいます。



到着です。看板こそピカピカですが、それ以外は歴史の重みを感じさせるところがあちこちに。


例えばこの提灯、何十年ここを訪れるお客さんたちを迎えてきたのでしょうか。


なおアクセスは最後にまとめますが、駅からも遠いため、誰でも気軽に来られるロケーションではありません。基本的には車を利用する人が訪れている感じでしょうか。実際に五条桂店の前には広い駐車場があり、ここで食事をすると120分無料のチケットがもらえます。


取材班が到着したのは平日の16時半でしたが、既に15人近い外待ちができていました。ラーメンマニアの多い京都とはいえ、谷間の時間帯にこの行列はやはり規格外です。


入口に貼られたたくさんの張り紙。閉店前の慌ただしさを感じさせます。


普段は通し営業ですが、閉店前の混雑により15時からいったん休憩時間を入れています。なお、火曜日は定休日のため要注意。名物の角煮は昼のうちに完売していました。


入口に貼られた閉店の案内。本当になくなってしまうんだ…と感慨深くなります。


これはもう入店前から涙目です。


人気店だけにオペレーションは極めてスムーズ。並び始めてから15分ほどで入店となりました。壁に貼ってある「ラーメンのおいしく召上る方法」です。自宅の壁に常設して日々声に出して読みたいレベルの名言。


オーダーは「こってりラーメンニンニクあり」の「赤」にしました。この「赤」は五条桂店だけの固有トッピングで、一面にこのように唐辛子がまぶされてきます。



見るからに辛そうですよね?でも意外なことに激辛ではなく、唐辛子の風味のしっかり効いたピリ辛です。そしてこれが「総本店よりも濃厚」と称されるこってりスープに絶妙すぎるほどにマッチするのです。


食べてみるとこれが本当に濃厚。「総本店よりも濃厚」との噂は伊達ではありません。それでいて「赤」のピリ辛によって決してもたれる事もなく、自分でも驚くほどに食べ続けられてしまいます。


ご飯小もオーダーしたのですが、麺!こってり!飯!のローテーションが止まりません。入口のポスターではありませんが、総本店がルフィなら五条桂店はどう考えてもエースでしょう。分かる。これだ。来てよかった。


当然ながら感謝の完まく。丼に書かれている「明日もお待ちしてます」の文字に思わず手を合わせてしまいます。ごちそうさまでした。きっと9月20日に五条桂店に来てこの文字を見たラーメンマニアや天一ファンは号泣してしまうことでしょう。自分も泣く自信があります。


お会計を終えたお客さんたちが口々に「ありがとう」と声を掛けて足早に帰って行く姿は長い長い演劇のカーテンコールを見ているようもありました。

ということで、全国から新幹線や飛行機を使ってでもこの味を最後に体験する価値は間違いなくあります。アクセスですが、新幹線でJR京都駅に着いた場合は京阪バス「桂坂21」に乗って約30分、「御陵町」停留所下車で徒歩1分となります。

また伊丹空港からは大阪モノレールで「南茨木駅」まで行き阪急京都線で京都方面に向かい、「桂駅」下車で徒歩20分となります。関西各地から向かう場合も同様に阪急桂駅を目指すのがベスト。

車で向かう場合は国道9号線沿いですが、沓掛方面から来る場合は反対車線のため極めて入りにくいので注意。ぐるりとどこかで回ってきた方が無難です。また千代原口トンネルに入ってしまうと辿り着けないのでこちらも注意が必要です。

命あるものは必ず死に、形あるものはいつか壊れるもの。諸行は無常であることは古より多くの歌人たちも記してきましたが、せめて固有技「赤」だけでもどこかに継承されることを願ってやみません。

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