年内で閉店する大阪・日本橋の定番「ちょいめし あさチャン」に行ってきました

東京で言うところの秋葉原にあたる、大阪の電気店街・日本橋。

残念ながら秋葉原ほど食事できる店は多くなく、必然的に「定番」となる店が限られてくるわけですが、長きにわたって定番だった「ちょいめし あさチャン」が年内で閉店することになったため、さっそく行ってきました。


パソコンパーツショップやカードゲーム店、アニメショップ、ソフマップのザウルス館などが居並ぶ日本橋の「オタロード」裏手にあるのが「ちょいめし あさチャン」

営業時間は11~18時。かつてはうどんもメニューにありました。

店の入口。

定休日などは毎回このように案内されます。

なお、あさチャンは12月20日(金)をもって閉店。実に13年7ヶ月にわたって営業していたため、行ったことがある人も少なくないはず。

さっそく店に入ってみました。

店内の雰囲気はこんな感じ。いたって普通の定食屋さんです。

かつては向かって左側に棚があり、映画を録画した大量のビデオテープが置かれていたことを覚えている人も少なくないのではないでしょうか。

壁にあったカレンダーは12月21日(土)以降に線が引かれていました。

メニューはこんな感じ。大抵の人は「ワンコインちょい定食(500円、トリカラを選ぶと550円)」で済みますが、あさチャンの醍醐味はなんといっても丼もの。

なんとミニミニサイズでご飯約1合、ミニで約1.5合、そして並盛に至っては3合です。

なお、中盛は5合(5kg)、大盛は9合(9kg)で、いずれもチャレンジメニュー扱いに。もちろん1人で食べる必要がある上、失敗すると5000円または1万円。完食するしないにかかわらず、リバースすると+3000円です。

また、テレビ出演経験のある人に対しては特盛(約15kg)、スペシャル(約28kg)も。もはや人が一度の食事で食べる量とは思えませんが、壁に貼られているテレビ番組のキャプチャとおぼしき紙を見る限り、完食した人はいるようです……。

そして店員さんの「本当にいいの?」という確認に悩みに悩んだ末、朝から何も口にしていないこともあり、学生時代に完食したことのあるカツ丼の並盛を頼んでみました。筆者自身、実に7~8年ぶりのあさチャン大食いチャレンジですが、実際に出されてみると、ボリュームに圧倒されます。

iPhoneと並べてみると大きさが分かりやすいでしょうか。ちっとも「ちょいめし」ではありません。


動画で見るとこんな感じ。

ご飯3kg、「ちょいめし あさチャン」のカツ丼は並盛でも圧倒的な量 – YouTube

ぜいたくなほどの卵とじ

もちろんカツも肉厚です

さっそく食べ始めてみました。まずはご飯を片付けるために、ひたすら掘り進めていくと、なんと中からカツを発掘。大量のご飯を片付ける最中でカツが尽きてしまっても大丈夫……という心遣いのように思えなくもありません。

ようやく底が見えましたが、あまりにも深く、「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」という一節が脳裏をよぎります。

その後も「とにかくご飯を先にやっつけること」を第一に、黙々と食べ進めていきましたが……

2合半ほど食べきったところでこれ以上進めない状態に。「ベルトを一気に緩める」「フードファイターよろしく身体を揺する」というアプローチも通じず、「少し休憩する」「付け合わせの味噌汁を飲む」といった逃避を行っている間により一層満腹になってしまいました。水分を摂取するのは大食いではタブーですが、この量のご飯は水分が無いと厳しいです。

ふと壁に目をやると、このような紙が。すみません、身の程を知らされました……

大食いチャレンジだけでなく、リーズナブルな定食屋としても十分楽しめる「ちょいめし あさチャン」。日本橋がまだ電気店の街だったころからの店であるため、来月で閉店してしまうのは非常に残念ですが、近くを通ることがあれば、是非一度訪れてみてください。

詳細は地図は以下。


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