ペンも使える超小型ノート「One Mix」速攻レビュー、あのGPD Pocketの本格改良版に

昨年発売されるや否や各所で大きな反響があった「GPD Pocket」。

「7インチ本格モバイルノート」という、小型PC好きの心を掴んで離さなかった1台でしたが、真っ向から対抗した上で、しかも改良を加えてあるモデルが発売されました。詳細は以下から。

◆GPD Pocketそっくりな「One Mix」の外観をチェック
これが今回解説する「One Mix」の外箱。

中にはOne Mix本体、ACアダプタ、microUSBケーブルが入っていました。

5V/3A出力に対応したACアダプタ。

それではさっそくOne Mix本体をチェック。ボディはアルミニウム製です。

開くとこんな感じ。どこかで見たような……

キーボード

ストロークは確保してあり、打鍵感は悪くありません。

インターフェースは右側に集中。ヘッドホン端子、microSDカードスロット、USB Type-C端子、microHDMI出力、USB 3.0端子、電源を兼ねたmicroUSB端子と、かなり充実した構成で「アダプタを噛ませないと満足に周辺機器を接続できない」といったことは一切ありません。

スピーカーは底面に。

排熱口は背面にあります。

◆GPD Pocketとの違いを比べてみた
・GPD Pocketになかった拡張性やギミックも
ちなみにOne Mix(左)をGPD Pocket(右)と並べてみるとこんな感じ。外観はほぼほぼ同じですが……

キーボードを見てみると、レイアウトやトラックポイント部分に多少の違いがあることが分かります。

インターフェース部分はOne Mixの圧勝です。

One MixとGPD Pocketのスペックをざっくり比べるとこんな感じ。プロセッサの処理能力がGPD Pocketより低めですが、おそらくGPD Pocketで報告されていた排熱問題を受けた措置。安定運用を意識するのであれば、One Mixのほうが現実的かもしれません。

One Mix:7インチフルHD(1920×1200)IPS液晶、Atom x5-8350、8GB RAM/128GB eMMC
GPD Pocket:7インチフルHD(1920×1200)IPS液晶、Atom x7-8750、8GB RAM/128GB eMMC

なお、ハードウェア部分の最も大きな違いがここ。One Mixではこのように画面を開いていくと……


180度どころか、360度まで開いてしまうことができます。



つまり、必要に応じてタブレット感覚で利用できるわけです。

◆実はペンも使えます
さらにOne Mixの大きなポイントが、このペンの存在。「Surface Pen」「Apple Pencil」といったペン型入力デバイスが1万円を超える中、わずか2200円で買うことができます。

「何かの拍子にぶつけでもしたら……」とハラハラさせられるApple Pencilのような充電式ではなく、単五電池を採用。

One Mixをノートとして利用する際の補助入力デバイスとして使えるほか……

2048段階の筆圧検知を利用して、ちょっとしたお絵描きもできます。

なお、以下の通販サイト「Banggood.com」でのOne Mixの本体価格は5万4907円。

Original Box ONE-NETBOOK One Mix Intel Atom Z8350 Quad Core 8G RAM 128G 7 Inch Windows 10.1 Tablet Sale – Banggood.com

One Mixで利用できるペンは2287円で販売されています。

Original Active Tablet Stylus Pens for VOYO I8 Plus/I8 Max/VBook I5/VBook I7 Plus/One Mix Sale – Banggood.com

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