リオのカーニバルでも人気、原色のチューブが踊り蠢くヴェニアミンのショー「ヒューマン・スリンキー」

とにかく虹色の原色に輝くチューブ状の物体がダンスミュージックに合わせて動きまわります。中の人がいるのは理解できるのですが、人間と非人間の動きの間にある不気味の谷を行ったり来たりしているような、内臓にぐっとくる動きです。


物体のひとつは筒状、もうひとつは手足のあるちょっと人間を感じさせるつくり。

形を変え、ねじれながら動き回ります。

人間から非人間へ。そしてその逆。不気味の谷を行ったり来たりする様はまさにサイケデリック。内蔵感覚にぐねぐねと訴えかけてきます。

このパフォーマンスはルーマニアのアーティスト、ヴェニアミンの「ヒューマン・スリンキー」。元ネタはバネ状のオモチャの「スリンキー」です。遊んだことのある人にはぴんと来るはず。

By Tim Ebbs

見た目の幻惑的な色彩とこの流れるようにして微妙に気持ちの悪い動き、ぜひ体験してみて下さい。

This Is An Entertainment, Insomnia Cure. – YouTube

ちなみにこのヴェニアミン、今年のリオのカーニバルにも出演してウィナーの1人になっています。

Carnival’s 2012 winners Photos Rio de Janeiro Samba schools

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