「オリオン座の近くで燃える攻撃型宇宙船、タンホイザーゲートの暗闇に瞬くCビーム」ルトガー・ハウアーが死去



映画「ブレードランナー」での台詞が今も多くのファンに愛される名優が死去しました。詳細は以下から。

2019年7月19日にオランダ生まれのハリウッド俳優、ルトガー・ハウアーさんが短い闘病の後、オランダの自宅で死去したことが公式ウェブサイトで発表されました。

ルトガー・ハウアーさんは1982年に公開された傑作SF映画「ブレードランナー」で反乱を起こしたネクサス6型レプリカントのリーダー、ロイ・バッティ役を演じ、全世界のSFファンに極めて大きな印象を残しました。

映画史上に残るラストシーンでの「お前ら人間には信じられぬものを俺は見てきた。オリオン座の近くで燃える攻撃型宇宙船、タンホイザーゲートの暗闇に瞬くCビーム。そういう想い出もやがて消える。雨の中の涙のように。その時が来た」という台詞はルトガー・ハウアーさんがアドリブで盛り込んだ事が知られています。


「ブレードランナー」の舞台は2019年。奇しくも劇中のロイ・バッティと同じ年に亡くなったことになります。

他の出演作としてはポール・バーホーベン監督の「危険な愛」「娼婦ケティ」「女王陛下の戦士」やシルベスター・スタローン主演「ナイトホークス」など。

また「ブレードランナー」の脚本家デヴィッド・ピープルズの初監督作品であるポストアポカリプスSF映画「サルート・オブ・ザ・ジャガー」では主演を務めており、同作は虚淵玄さんも絶賛する作品となっています。


奇しくも「ブレードランナー ファイナル・カット」が、9月6日から2週間限定での日本初IMAXシアター上映が決定したばかりでした。


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