既存サービスは無駄に高額、Amazon.co.jpが月額1980円で下り最大75Mbpsの「Xi」を利用可能に

大手通販サイト「Amazon.co.jp」がNTTドコモの回線を利用して通信サービスを提供している日本通信と提携して、月額1980円で下り最大75Mbpsの「Xi」を利用できるサービスを開始することが発表されました。

日本通信、Amazon.co.jp限定で高速定額データ通信サービスの提供を開始 |日本通信株式会社

日本通信のプレスリリースによると、同社は本日からAmazon.co.jp限定販売の高速定額データ通信SIMパッケージならびに同パッケージ専用の高速定額データ通信サービスを提供するそうです。

今回提供されるサービスは下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsの「Xi」と国内最大規模のエリアを誇る「FOMA」の両方のネットワークを利用できるようになるもの。まずはAmazon.co.jpで3150円のSIMカードを購入し、専用WEBサイトでサービス申し込みをすることで、開通日を起点に毎月500MBまでの通信が月額1980円で利用できるようになるとされています。

Amazon.co.jp: 日本通信 bモバイル4G Amazon.co.jp限定販売 高速定額(500MB/1ヶ月)標準SIMパッケージ BM-AMFRL-500MB: 家電・カメラ

Amazon.co.jp: 日本通信 bモバイル4G Amazon.co.jp限定販売 高速定額(500MB/1ヶ月)マイクロSIMパッケージ BM-AMFRL-500MBM: 家電・カメラ

なお、携帯電話各社が課している契約期間の縛りは無く、1ヶ月以内に500MBを使い切った場合は別途1980円を支払えば追加で500MB分の通信が可能。「月に500MB」という数字は厳しいような気がしなくもありませんが、日本通信は3人に2人のスマートフォンユーザーは月に500MB以下しか利用しておらず、圧倒的多くのユーザーが無駄に高額な通信料を毎月支払っていると断じています。

スマートフォン利用者のうち、3人に2人は一月のモバイル・データ通信使用量が500MB以下です。一方、携帯事業者のデータ通信定額料金は、7GB等の制限まで使えますが、2年縛りの契約で月額5千円から6千円程度となっています。実は圧倒的多くの利用者は、無駄に高額な通信料を毎月支払っているのです。

デュアルコアCPUやHD解像度の液晶、高画質カメラを搭載するなど、スマートフォンの高性能化が進み、YouTubeなどの動画共有サイトをはじめとしたリッチコンテンツを手軽に利用できるようになったほか、さらには「Skype」や「LINE」といったVoIPアプリを利用するユーザーが増加していることを考えると、「本当に500MBで大丈夫?」という気がしなくもない同サービス。

しかし家にいる時はWi-Fiを積極的に利用するなど、3Gネットワークを利用した通信を極力控えるようにすれば、同サービスは魅力的なものとなる可能性を十分に秘めているため、使いこなせる自信があるのであれば、契約してみるのも良さそうです。

・関連記事
本体も基本使用料も無料の「タダスマ」登場、月額2000円台でテザリングも使い放題 | BUZZAP!(バザップ!)

UQ WiMAX・Xi・EMOBILE LTE・Softbank 4G徹底比較、本当に選ぶべきは「業界最速」ではない | BUZZAP!(バザップ!)

月額2980円のパケット定額、NTTドコモが「らくらくパケ・ホーダイ」を提供へ | BUZZAP!(バザップ!)

携帯電話各社の過度なMNP優遇に日本通信が公開抗議、MNP転出の「踏み台」対策を実施 | BUZZAP!(バザップ!)

この記事をSNSでシェア

フォローまたはいいね!して最新情報を手に入れよう

モバイル に関する人気記事

  1. 【朗報】Pixel 8a「7年保証」で5月16日発売か、『ずっと使える廉価版』競合各社の格安スマホを圧倒へ
  2. 【速報】格安タブレットの決定版「Alldocube iPlay 50 Pro Max」値下げ、6万円超えのスマホと同性能でお値段なんと半額以下に
  3. 「廉価版iPad Pro」年内発売へ、miniLED搭載の新シリーズiPadは「ProとAirの中間」を目指した手ごろな高性能モデルに
  4. 【悲報】Galaxy S25 Ultra「積層型バッテリー」非搭載でiPhone 16に見劣り、Snapdragon 8 Gen 4高騰で65W急速充電も非対応に
  5. 「Snapdragon 8 Gen 4」低クロック動作すらGen 2圧倒の『えげつない高性能』に、ただし消費電力や発熱問題の懸念消えず

モバイル の最新記事