これが「補聴機能強化ケータイ」の実力、スマートソニックレシーバー改良で高齢・難聴者に対応
街中や道路沿いといった雑音の多いところでの通話は音が聞き取りづらく、不快になりがちですが、耳を当てる位置を気にせず通話できる京セラの独自技術「スマートソニックレシーバー」をさらに改良した「補聴機能強化ケータイ」が家電の一大見本市「CEATEC JAPAN 2012」に登場したので、その実力を見せてもらいました。
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KDDIブースに展示されていた「補聴機能強化ケータイ」の概要。受話音量をさらに強化し、高齢者が聞きづらい高い周波数の音をイコライザーで補正。単純に音を大きくするだけでなく、ダイナミックレンジ圧縮によって小さくて聞こえない音を大きくし、大きな音とのバランスを取る仕組みを導入するなど、「聞こえやすさ」を追求しています。
「補聴機能強化ケータイ」は京セラブースにもあるとのことなので、さっそく足を運んでみました。
これが従来のスマートソニックレシーバーを搭載した「簡単ケータイ K012」
スマートソニックレシーバーは画面が震えて音を出す仕組みなので、他の携帯電話のようなスピーカーがなく、耳に当てる位置を気にせずに通話できます。
そしてこちらが簡単ケータイ K012をベースに試作された「補聴機能強化ケータイ」
基本的な仕組みは同じですが、スマートソニックレシーバーに上述の改良を加えてあります。
それぞれの受話音量をカメラを近づけて確認してみたところ。補聴機能強化ケータイはかなり音が大きく、聞こえやすいことがはっきりと分かります。
従来の「スマートソニックレシーバー」はこんな感じ – YouTube
補聴機能をさらに強化した「スマートソニックレシーバー」 – YouTube
高齢化社会の進行により高齢者ユーザー向けの携帯電話の需要が高まる昨今、操作性はもちろん「聞こえやすさ」というのは、非常に大きな意味を持つのではないでしょうか。
ちなみに京セラは「Sonic Speaker」と呼ばれる振動装置を備えた世界初の骨伝導ケータイ「TS41」を手がけた三洋電機の携帯電話部門を吸収したメーカーでもあります。
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