ついにパナソニックまでもがプラズマパネルの開発から撤退、有機ELに特化へ

国内最後のメーカーとなっていたパナソニックがプラズマパネルの開発を終了することが明らかになりました。

これで液晶vsプラズマの長きにわたる戦いに終止符が打たれることとなります。

パナソニック、プラズマ開発を打ち切り-有機ELにシフト:日刊工業新聞

パナ、プラズマパネルの開発終了 有機ELに特化へ – MSN産経ニュース

日刊工業新聞や産経新聞社の報道によると、パナソニックは2012年度末までにプラズマパネルの研究開発を打ち切る方向で調整しているそうです。

これは同社が2013年3月期に7650億円の当期赤字を見込んでおり、全社緊急対策としてあらゆる部門で投資抑制を進めていることを受けたもので、製品自体の生産は当面継続するものの、今後は将来性が見込める有機ELや携帯機器向けに需要が拡大する中小型液晶パネルの開発にシフトするとのこと。

なお、プラズマパネルの開発・生産はかつてパイオニアや日立も手がけていましたが、採算の悪化を受けて相次いで撤退。日立はパナソニックからのOEM供給を受けていましたが、最後の国内メーカーとなったパナソニックが今回開発撤退を決定したことで、国内のプラズマパネル事業の火は消えることとなります。

・関連記事
フルHDの16倍の超高解像度を実現した「スーパーハイビジョン(SHV)」放送、開始を大幅に前倒しへ | BUZZAP!(バザップ!)

Appleがシャープと新型テレビを開発か、テレビ事業の救世主となる可能性も | BUZZAP!(バザップ!)

材料コスト10分の1、レアメタル不要で安価な有機ELディスプレイが登場へ | BUZZAP!(バザップ!)

本体重量わずか5kg、iPadの比じゃないタブレット「Smart Display」はこんなにもすごい | BUZZAP!(バザップ!)

この記事をSNSでシェア

フォローまたはいいね!して最新情報を手に入れよう

ハードウェア に関する人気記事

  1. 【超格安ノート】ソフトバンク「Lenovo 14e Chromebook Gen 3」3円でいきなり投げ売り、軽量・高耐久で持ち運びも安心
  2. 【速報】Intel N100搭載の格安PC「T-BAO T8 Plus」大容量版が2万円台に値下げ、十分な性能と省電力がポケットサイズに
  3. 【速報】FF14も遊べる格安ミニPC「GMKTEC NucBox M2」値下がり、高性能かつ低消費電力で仕事や趣味など多彩に活躍も
  4. ひと味違う格安パソコン「NVISEN AU01」大幅値下げ、省電力な静音仕様でどこでも活躍できる安心の大容量モデルに
  5. 「50インチで2万円台、ゲーミングモード有」Xiaomiの最新4Kスマートテレビが破格で登場、32GB ROM搭載で65インチでも4万円台に

ハードウェア の最新記事