材料コスト10分の1、レアメタル不要で安価な有機ELディスプレイが登場へ

このエントリーをはてなブックマークに追加



低消費電力で発色も良く、動画表示性能の高さや視野角の広さにも定評がある「有機ELディスプレイ」。

ソニーが世界で初めてテレビとして製品化したほか、最近ではスマートフォンのディスプレイとしても採用されていますが、材料コストを10分の1にまで引き下げることに成功しました。



朝日新聞デジタル:有機ELの新発光材料開発 レアメタル不要、コストも減 - 科学

朝日新聞社の報道によると、九州大学などの研究チームが有機ELの新しい発光材料「ジシアノベンゼン誘導体」を開発し、「ハイパーフルオレッセンス」と名付けたそうです。

従来の有機ELディスプレイに採用されてきた「蛍光材料」または「リン光材料」は、いずれも以下のように製造コストまたは明るさを犠牲にする必要がありましたが、「ハイパーフルオレッセンス」はレアメタルを使わずに高効率で発光することが可能になるとされています。

・蛍光材料
安価であるものの電子を光に変換する効率が低い

・リン光材料
電子をほぼ100%の効率で光へと変換できるものの、イリジウムなどのレアメタルが必要


なお、気になる今後の製品化についてですが、九州大最先端有機光エレクトロニクス研究センターの安達千波矢センター長は「国内メーカーと連携し、日本発の技術として早急に実用化を目指す」としており、今後が期待されます。

・関連記事
2013年はフルHD液晶搭載のスマートフォンが主流に、各国メーカーが量産へ | BUZZAP!(バザップ!)

「iPhone 5S」や第5世代iPadはIGZO液晶搭載で2013年6月発売か、128GBモデルも | BUZZAP!(バザップ!)

シャープがクアルコムと「MEMSディスプレイ」共同開発へ、IGZO技術を核に再起なるか | BUZZAP!(バザップ!)

このエントリーをはてなブックマークに追加