やや残念な意欲作「ホームスマートフォン」をパナソニックが発売へ、タブレットと家庭用電話が融合

パナソニックが家庭用電話機の新製品として「ホームスマートフォン」を発売することを発表しました。

Skypeを用いた通話やメール、ブラウジングなどもサポートした意欲作ですが、「もう少しなんとかならなかったのか」という気持ちにならなくもない内容となっています。

ホームスマートフォン VS-HSP200Sを発売 | プレスリリース | ニュース | パナソニック企業情報 | Panasonic

パナソニックのプレスリリースによると、同社は2013年2月中旬からデジタルコードレス電話機の新製品として、タブレットスタイルの家庭用電話機「ホームスマートフォン(VS-HSP200S)」を発売するそうです。

これはコードレス子機の充電台を電話回線に接続することで、カラーモニター子機を好きな場所で利用できるという家庭用電話機で、子機にはタッチパネルを採用。画面上で電話番号を入力して内蔵マイクとスピーカーを使って通話できるほか、受信したFAXを画面上で確認することも可能となっています。

また、Wi-Fi環境があればカラーモニター子機で、SkypeなどのIP電話を用いたビデオ通話ができるほか、ブラウジング、Eメールの送受信、受信したFAXのEメール転送などを利用できるとのこと。

これがホームスマートフォン本体。カラーモニター子機には800×480の7インチ液晶や「Marvell MMP2(ARMADA610)ARMv7(シングルコア、800MHz)」プロセッサ、512MB RAM、130万画素フロントカメラなどを採用したほか、GPSや3軸加速度センサーなどを搭載。OSのバージョンはAndroid 2.3です。

家庭用の電話機とAndroidタブレットを融合させた意欲作で、コンセプトは悪くないと思われる「ホームスマートフォン」ですが、やはり問題となりそうなのはタブレット(カラーモニター子機)のOSのバージョンとスペックの部分。

せめてNVIDIAのTegra 3プロセッサなどを搭載して性能面での底上げを図った上で、「DIGA」や「VIERA」で録画した番組を無線LAN経由で試聴できるようにしたり、パナソニックが推進している「スマート家電」を利用できるようにすれば、自社内の各製品との連携も取れて良かったのではないでしょうか……。

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