【悲報】牛肉は豚肉や鶏肉、乳製品よりも遥かに激しく地球環境を破壊するという研究報告
Photo by U.S. Department of Agriculture
畜産業は農業よりも地球環境に与える影響が大きいとされてきましたが、その中でも牛肉は他の肉類や乳製品に比べ、環境に与える影響が非常に大きいという研究報告がなされました。詳細は以下から。
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私たちが食べる肉や乳製品を作り出す畜産業。それは農業よりも地球の環境を大きく破壊すると言われてきました。実際、世界中の飼料用の農作物を作っている場所全てに人間用の作物を育てれば飢餓は大きく解消するとも言われています。
そんな中でも豚肉や鶏肉、そして乳製品や卵などに比べ、牛肉が特に激しく地球環境を破壊していることが最新の研究で明らかになっています。ビフテキ、すき焼き、牛丼、ローストビーフ、焼き肉、牛肉料理はご馳走としても庶民の味としても親しまれている分、ショッキングな結果です。
ニューヨーク州バード大学のGidon Eshel教授らのチームの研究によると、牛を育てるのには豚や鶏の28倍の面積が必要となる他、11倍の水を用いなくてはならず、結果的に5倍もの温室効果ガスを輩出します。
また、小麦や米などの主要な農作物と比較するとさらにその差は極端なものとなり、160倍の面積を要し、11倍の温室効果ガスを排出します。
Photo by Mike
なお、牛は反芻動物で、非常に効率の悪い家畜であり、実際に食べている食物の中で消化されてエネルギーに変わるのは極一部に過ぎません。牛肉1kgのために使われる飼料は24kgにも及びます。
ヘルシーだとされる豚肉や鶏肉に比べ、肥満や生活習慣の大きな原因のひとつとされている牛肉。悪影響を与えるのは人体だけではありませんでした。
そして、増え続ける世界人口を養うためには、今後2050年までに食料生産を70%も増やさなくてはならないとされています。これからの未来に向けて、地球には牛肉を作り続けるだけの余裕はなくなるのかもしれません。
(Photo by U.S. Department of Agriculture, Mike)
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