大画面スマホ「Nexus 6」とiPad完全対抗の「Nexus 9」正式発表、Android 5.0やSnapdragon 805などを搭載

GoogleがNexusシリーズの最新モデルに当たるスマホとタブレットを一気に発表しました。いずれも最新OS「Android 5.0 L(Lollipop)」に加え、携帯各社の2014年冬モデルから頭1つ抜けた最新性能を備えたモデルとなっています。


◆Nexus 6
まずはゴリラガラス3採用5.96インチクアッドHD(2560×1440)有機EL、Snapdragon 805(2.7GHz、クアッドコア)、802.11ac 2×2(MIMO)対応無線LAN、 Bluetooth 4.1、NFCを備えた「Nexus 6」。高精細な画面だけでなく、前面デュアル スピーカーでステレオサウンドを楽しむことも可能なモデルです。

前面カメラは200万画素。製造はMotorolaが担当し、32GB/64GBモデルがラインナップされる予定。

本体カラーはダークブルー、クラウドホワイトの2色で、背面にはf2.0レンズや光学式手ぶれ補正機能採用の1300万画素カメラを搭載。3220mAhの大容量バッテリーや消費電力の少ない最新OS「Android 5.0 L」、そして急速充電によって15分の充電で最長6時間使用可能に。なお、フル充電時の連続使用時間は24時間以上です。

なお、「Android 5.0 L」の「L」はロリポップのL。やはり今回もお菓子がコードネームです。

◆Nexus 9
続いてはiPadとまったく同じサイズ・解像度の8.9インチQXGA(2048×1536)IPS液晶に、Kepler GPU採用・64ビット対応のNVIDIA Tegra K1プロセッサ、2GB RAM、16GB/32GB ROMなどを備えたタブレット「Nexus 9」。こちらはHTCが製造を担当します。

フロントカメラは160万画素、背面カメラは800万画素で、いずれもf2.4レンズを採用。バッテリー容量は6700mAhです。

マグネット式の高感度キーボードも別売で提供予定。

カラーバリエーションはインディゴ ブラック、ルナーホワイト、サンドの3色。Wi-FiないしLTEモデルが提供予定です。

◆Nexus 6はドコモないしソフトバンク(ワイモバイル)回線に対応
「Nexus 5」同様、SIMフリーで国内発売される可能性があるNexus 6ですが、以下の対応バンド一覧によると、KDDI(au)の3G回線や人口カバー率99%のプラチナバンドLTEでは利用不可。

一方でドコモ・ソフトバンク(ワイモバイル)が提供するほぼすべてのLTE(ドコモの1.5GHz帯のみ除く)をサポートするほか、ソフトバンクグループのワイヤレスシティプランニングが提供するAXGPも利用可能となります。

GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz
CDMA: 非対応
WCDMA: バンド: 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 9 / 19
LTE: バンド: 1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 9 / 19 / 20 / 28 / 41
CA DL: B3-B5、B3-B8

また、キャリアアグリゲーションについては、沖縄県の一部などで提供されているソフトバンクの900MHz帯とワイモバイル1.7GHz帯の組み合わせでしか利用できないため、ユーザーが本格的に恩恵を受けられるようになるのは当面先となりそうです。

公式サイトは以下。2014年10月16日2:30現在、価格や発売日については掲載されていませんが、Nexus 5にもAndroid 5.0 Lアップデートが正式に提供されることが判明しています。

Nexus 6 – Google

Nexus 9 – Google

・関連記事
Nexus 6はワイモバイル独占販売に | BUZZAP!(バザップ!)

あまりに過酷な速度制限、ソフトバンクで「3日間で1GB」を超過するとどうなるのか | BUZZAP!(バザップ!)

MNPで負けても構わない?ドコモが通話定額を強制する本当の理由【前編】 | BUZZAP!(バザップ!)

MNPで負けても構わない?ドコモが通話定額を強制する本当の理由【後編】 | BUZZAP!(バザップ!)

この記事をSNSでシェア

フォローまたはいいね!して最新情報を手に入れよう

モバイル に関する人気記事

  1. 【朗報】Pixel 8a「7年保証」で5月16日発売か、『ずっと使える廉価版』競合各社の格安スマホを圧倒へ
  2. 【速報】格安タブレットの決定版「Alldocube iPlay 50 Pro Max」値下げ、6万円超えのスマホと同性能でお値段なんと半額以下に
  3. 「廉価版iPad Pro」年内発売へ、miniLED搭載の新シリーズiPadは「ProとAirの中間」を目指した手ごろな高性能モデルに
  4. 「二束三文の超格安iPhoneが必要」iPhone 15失速やApple Car頓挫などの穴埋めで『がらくた市場』参入やむなしに
  5. iPhone 17 Plus「画面サイズ縮小」の憂き目、持ち味の『バッテリー最大』『大画面』が新たな差別化でPro Maxの独壇場に

モバイル の最新記事