Xperia Z4の今年後半発売、Snapdragon 810搭載確定

ソニーの新型スマホ「Xperia Z4」の発売時期およびプロセッサが確定しました。発熱問題が懸念されているSnapdragon 810を搭載することになります。


クアルコムのプレスリリースによると、「LG G2 Flex 2」「Xiaomi Mi Note Pro」を皮切りに、Motorola、OPPOなどのスマホメーカー60社以上から最新プロセッサ「Snapdragon 810」を採用したモデルが発売されるそうです。

また、ソニーモバイルも「我々はSnapdragon 810の新機能に興奮しており、今年後半に同プロセッサを搭載した新型Xperiaを発売する」とコメントしたほか、マイクロソフトもWindows Phone「Lumia」シリーズに採用することを表明しています。

なお、改めて発表されたSnapdragon 810の性能はこんな感じ。処理速度だけでなく通信速度も向上するほか、VoLTE通話時にLTE-Wi-Fi間のハンドオーバーを実現するなど、さまざまな機能が詰め込まれています。

・UE Category 9をサポートし、下り最大450MbpsのLTE-Advancedを利用可能
・最大5500万画素のカメラに対応
・アンテナチューナーフロントエンドソリューション「Qualcomm RF360」によって受信感度やスループットなどが向上
・ARM A57(クアッドコア、最大2.0GHz)とARM A53(クアッドコア、最大1.5GHz)で構成された64ビット対応CPU搭載
・30%以上の性能向上を20%低い消費電力で実現するGPU「Aderno 430」によって、HEVC対応や4K解像度でのゲームをプレイ可能
・「Qualcomm VIVE」採用で2×2 802.11ac Wi-Fiを用いた高速Wi-Fiが利用可能、さらに60GHz帯を使った最大5GbpsのWi-Fiもサポート
・DSP「Qualcomm Hexagon V56」によって24bit/192kHzのハイレゾ音源再生可能
・スマホ本体、外部ディスプレイで4K対応、もちろん録画・再生も含む
・TD-LTE、FDD-LTE双方ですべての周波数を用いたキャリアアグリゲーション対応、3波まとめることが可能に
・LTE-Broadcast、VoLTE、ビデオ通話をシームレスにWi-Fiとハンドオーバー

Qualcomm Snapdragon 810 Processor Powers Premium Tier Mobile Experiences of 2015 | Qualcomm

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