「浸水時の避難には長靴は厳禁」とのツイートに大きな反響
Photo by James Lee
現在、栃木県と茨城県を中心に記録的な大雨が降り、各地で洪水が発生しています。そんな中で長靴の使用に関するツイートが大きな反響を呼んでいます。洪水の恐れのある地域の方はぜひ心に留めてみてください。
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雨の時にたいへん役に立つ長靴。浸水して避難する時にも役に立つと思いがちですが、却って危険を招くというツイートに大きな反響が集まっています。3000件以上リツイートされているのがテレビ朝日のワイドスクランブルでの報道についての以下のつぶやきです。
危険な理由として挙げられているのがこちら。
確かに浸水時の水深が長靴の丈未満と分かっていれば問題はありませんが、それを超えてしまった場合には長靴いっぱいに水が入ってしまうことになります。
夜間や暴風雨の中での避難となればそれだけで体力を消耗してしまうもの。足が重く、歩くのが遅くなればより体力の消耗はひどくなり、土砂災害や鉄砲水から逃げ遅れる危険性も増えてしまいます。そして、例え自宅付近はそこまで深くなくとも、避難経路の水深が一定であるという保証はどこにもありません。
もちろん途中で長靴を脱いで素足になるのも濁った水の中に何が沈んでいるのか分からないため危険。釘の踏み抜きを始め、怪我の可能性も少なくありません。
よって、最初からずぶ濡れになることを前提に履きなれたスニーカーなどで避難する方がより安全であるということになります。
また、こちらの兵庫県の洪水時の避難に関するページには「長靴は脱げ易く危険なので、運動靴に。」との記載があります。
もちろん自然災害の規模や状況は時と場合によってどのようにも変化するため、たったひとつの正解があるわけではありません。ですが、思い込みだけで「よさそうなもの」を選択する前に、多くの知識に触れておくことは非常に大切。
浸水地域の皆様、どうかご安全に。
(Photo by James Lee)
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