巨大ロボット×20世紀前半の東欧世界を描いたサイバーパンク絵画の世界観がヤバい

もしも20世紀前半の東ヨーロッパの世界と重々しい巨大ロボットが入り乱れたら…?そんなあり得ない組み合わせが驚くほど自然に溶け合った絵画が素晴らしいことになっています。


この絵画シリーズを作成したのはポーランドのアーティストJakub Rozalskiさん。20世紀前半、おそらくは早い時期の東ヨーロッパの農村や都市の風景と共に、おそらくは戦闘用と思われる巨大な人型ロボットや建設ロボットと思われる機械が同居している絵画を描き続け、自らのTumblrで公開しています。

社会主義国の匂いを感じさせる軍人や仕事風景なども登場しますが、どこかのんびりとした人々の暮らしもそんな中に描きこまれており、世界観の深さと広がりを感じさせます。


スチームパンクと呼ぶにはかなりの重機械化を感じさせるロボットデザインとなっており、むしろ平行世界でのサイバーパンクとでも呼んだほうがしっくり来るかもしれません。以前BUZZAP!で紹介した
Simon Stalenhag
さんの絵画とも少し似ていますが、やはり東欧感が独特です。





彼のこれ以外の作品を見たい方は「ART OF MR.WEREWOLF」に多数掲載されていますのでぜひチェックしてみてください。

Bizarre paintings of mecha robots attacking East European peasants of the early 20th century Dangerous Minds

早川書房
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