世界でカルト的な人気を誇ったトイカメラメーカー「Holga」が廃業


Photo by Brandon Warren

あのHolgaがデジタル時代の波に勝てず廃業が決定しました。詳細は以下から。


ヴィレッジヴァンガードでサブカルっ子たちに大人気だった中国発のトイカメラ「Holga」。1981年に香港で生まれ、世界の20カ国で販売されてきました。

高価な一眼レフとは真逆の路線を歩むチープなカメラですが、逆にそのチープさと同じ機種でも製品ごと、1枚ごとにブレる画質などが独特な味わいを醸し出し、世界中にカルト的なファンを持っていました。

ですが、やはり押し寄せるデジタル化の波には勝てず、廃業が決定したことをFreestyle Photographic Suppliesが伝えています。中国のHolga工場のスポークスマンによると

Holgaの工作機械器具設備は全て廃棄された。売れるものはもう何も残っていない。

とのこと。現在出荷済みの製品を最後にHolgaは消滅することになります。遊び心と偶然が手を組んだ、撮影者にもどんな写真が撮れるのか分からないというびっくり箱のようなカメラだったHolga。

ファンは買い忘れがないように今のうちにチェックしておいた方がよさそうです。

Holga Factory Ceases Operation of Holga Cameras! Freestyle Photographic Supplies

(Photo by Brandon Warren

ホルガ (2005-05-15)
売り上げランキング: 256,502

・関連記事
あのHolgaから9種類のアナログ写真フィルター付きiPhone5ケースが登場 | BUZZAP!(バザップ!)

カメラがスナイパーライフルに変身してしまう、ライカの激レアなアクセサリ | BUZZAP!(バザップ!)

古いネガフィルムをスマフォに一発で取り込めるガジェット「Lomography Smartphone Film Scanner」 | BUZZAP!(バザップ!)

誰でも有名写真家と同レベルに「芸術的」な画像を撮影できる技術をMITが開発へ | BUZZAP!(バザップ!)

ソニーがベータビデオカセット出荷終了へ、40年の歴史に幕 | BUZZAP!(バザップ!)

この記事をSNSでシェア

フォローまたはいいね!して最新情報を手に入れよう

カルチャー に関する人気記事

  1. 【一見の価値あり】ゴミや鉄くずで作る精緻を極めた“影絵アート”
  2. 人類最古の洞窟壁画を描いたアーティストの多くは実は女性だったと判明
  3. メトロン星人とちゃぶ台を挟んで記念撮影…だと!?愛媛県歴史文化博物館の「ウルトラセブン展」が激アツい
  4. 4原色の色覚を持ち、常人の100倍の1億色を視ることのできる女性画家
  5. 元SMAPの稲垣・草彅・香取の3人による意味深すぎる感謝の広告「新しい地図」が感動の渦を巻き起こす

カルチャー の最新記事