インドの神話的叙事詩「マハーバーラタ」が歌舞伎に
なんとインドの二大叙事詩のひとつ「マハーバーラタ」が歌舞伎になってしまいます。詳細は以下から。
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日本の伝統芸能である歌舞伎とインドの誇る叙事詩がコラボレーションを果たすこととなりました。
「マハーバーラタ」は「ラーマーヤナ」と並ぶインドの二大叙事詩のひとつとして知られています。全18巻にも及び、ヒンドゥー教の聖典「バガヴァッド・ギーター」をもその一部として含む壮大なもので、パーンダヴァ族とカウラヴァ族の争いを軸に物語が進みます。
登場人物としてはヴィシュヌ神の第8の化身であるクリシュナとインドラ神の化身であるアルジュナらが特に有名で「天空の城ラピュタ」の「インドラの矢」の出展もこの「マハーバーラタ」(編集部注:ムスカは出典を「ラーマーヤナ」と言っていますが、実際にはこの「マハーバーラタ」の「インドラの矢」のネーミングのさらなる元ネタになります)です。
今回この「マハーバーラタ」を新作歌舞伎「極付印度伝(きわめつきいんどでん) マハーバーラタ戦記」として上演するのは尾上菊之助さん。東京・歌舞伎座の「芸術祭十月大歌舞伎」で10月1~25日を予定しています。
日本の歌舞伎の歴史の中でもインドの作品の歌舞伎化は史上初。あのきらびやかな色彩を誇るインドのアートワークが、同様に鮮烈な歌舞伎と出会い、どのような作品として生まれ変わることになるのか極めて興味深いところです。
なお、マハーバーラタは東南アジアでも人気が高く、無形文化遺産に登録されたインドネシアの影絵芝居「ワヤン・クリ」の題材としても古くから親しまれています。
史上初!インド作品を歌舞伎に 尾上菊之助が主演 (日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース
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